文部科学省は2022年9月28日、小・中学校向け主権者教育指導資料「『主権者として求められる力』を子供たちに育むために」をWebサイトに掲載した。理論編と実践編があり、授業で実際に活用できるワークシート等も公開している。
選挙権年齢および成年年齢の引下げにより、主権者として求められる力を育成する教育(主権者教育)がこれまで以上に求められている。このため、文部科学省は小中学校で主権者教育を推進する際の参考資料として指導者用に「『主権者として求められる力』を子供たちに育むために」を作成した。
指導資料は、理論編と実践編で構成。理論編では、主権者教育で育成を目指す資質・能力、学習指導要領における主権者教育の位置付け、学習活動の展開にあたって特に留意すべきこと等を解説している。
実践編は、「小学校社会科」「中学校社会科」「小学校特別活動」「中学校特別活動」と、学校種や教科に分けて指導事例を紹介。指導事例ごとに単元の目標、単元の評価規準、指導のポイント、指導計画等を掲載し、実際の授業の展開や考察についても例示している。
振り返り用紙、単元シート等のワークシート類もあり、ダウンロードして活用できる。