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学習院女子大学が新ステージへ…データサイエンス教育も新設

 2023年度に開学25周年を迎える学習院女子大学は、予測困難な時代を生き抜く力を育成する新カリキュラムを同年度に開始する。「データサイエンス教育プログラムの新設」「国際的で学際的な学びの強化」「探究的で実践的な学びの深化」の3つの改革を実施する。

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学習院女子大学の教育が新ステージへ
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 2023年度に開学25周年を迎える学習院女子大学は、予測困難な時代を生き抜く力を育成する新カリキュラムを同年度に開始することを発表した。「データサイエンス教育プログラムの新設」「国際的で学際的な学びの強化」「探究的で実践的な学びの深化」の3つの改革を実施する。

 明治以来の学習院の女子教育の長い伝統を有し、短期大学から4年制大学への転換と国際文化交流学部の新設等で早くから国際化の推進に取り組んできた学習院女子大学。開学から四半世紀となる節目に新たな一歩を踏み出す。

 新設される「データサイエンス教育プログラム」では、必要単位を修得した学生にプログラム修了証を授与。文部科学省(MDASH Literacy)の認定申請も予定している。データサイエンス科目の拡充で、所属学科を問わずに自らの選択でより深く学ぶことを目指す。

 「国際的で学際的な学びの強化」では、グローバル社会が抱える複雑化した多様な課題を国際的かつ学際的な視点から考察する力を育成。海外の協定校とオンラインでつながり海外の授業をリアルタイムで受講する「海外同時授業」対象校の拡充や、新たな国・地域での「海外研修」等を開始する。自治体と連携し具体的課題に国際的で学際的に取り組む科目等の新設も予定しており、大学が培ってきた国際性と学際性を一層に強化する。

 「探究的で実践的な学びの深化」では、独自の「インディペンデント・スタディ(課題研究)」を新設。学生自らが課題を設定して取り組むもので、現場での実践的探究を職業選択やキャリア形成にもつなげていく。2024年度からは授業時間を現行の90分から105分に変更することも決定しており、授業週数の見直しで長期休暇期間を長期化させ、海外留学や課外活動により挑戦しやすい環境を用意する。

 詳細は、公式Webサイト上で更新される。


《増田有紀》

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