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教諭・研究者対象「児童教育実践についての研究助成」10/31まで

 博報堂教育財団は2022年7月1日、第18回「児童教育実践についての研究助成」の応募受付を開始した。学校教諭や教育委員会の指導主事、大学の研究者等を対象に、「ことばの力」を育む研究と児童教育実践の質を向上させる優れた研究に対し、1件につき200~300万円を助成する。

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第18回「児童教育実践についての研究助成」
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 博報堂教育財団は2022年7月1日、第18回「児童教育実践についての研究助成」の応募受付を開始した。学校教諭や教育委員会の指導主事、大学の研究者等を対象に、「ことばの力」を育む研究と児童教育実践の質を向上させる優れた研究に対し、1件につき200~300万円を助成する。

 「児童教育実践についての研究助成」は、「ことばの力」を育む研究と児童教育実践の質の向上を目的に、大学や研究機関、教育実践に関わる研究者や教諭等を対象にすぐれた研究を助成する制度。新しい視点をもつ研究成果が実践の場で反映、継続され、児童教育の基盤が充実していくことが期待される研究をおもに助成している。

 対象となる研究は、国語・日本語教育の諸分野における研究やあらゆる学びの場におけることばの教育に関する研究を対象とした「『ことばの力』を育む研究」と、多様な場における教育実践の質を向上させることを目的とした「児童教育実践の質を向上させる研究」の2分野。いずれも研究対象は小・中学生とするが、児童教育への反映が明確な場合に限り、幼児教育、高校生に関する研究も応募可とする。

 応募資格は、学校教諭や指導主事、相談員、特別支援教育の支援員、大学・研究機関に所属する研究者等。若手支援のため、教授やそれに相当する職は除く。また、応募に際しては所属長または指導教官からの推薦が必要となる。

 助成金額は、1か年助成が1件につき200万円、2か年助成が1件につき300万円を限度に助成。第17回(2022年度)助成の対象となったのは、1か年助成が6件、2か年助成が11件。財団のWebサイトでは、過去の研究助成アーカイブを見ることができる。

 第18回(2023年度)助成の応募受付期間は7月1日~10月31日まで。応募は財団Webサイトの「児童教育実践についての研究助成」内、「研究助成マイページ」にて受け付ける。応募情報をもとに審査委員会において選考を実施し、助成対象と助成金額を決定。採否通知は2023年2月下旬~3月上旬ごろに応募者全員にメールで通知する。助成期間は2023年4月1日から1年間または2年間。

 詳細を記した応募要項はWebサイトから確認できる。

◆第18回「児童教育実践についての研究助成」
応募受付期間:2022年7月1日(金)~10月31日(月)
応募資格:下記のいずれかに該当する人
・日本の学校・教育委員会に所属する教育実践に携わる人
(教諭、指導主事、相談員、特別支援教育の支援員等)
・日本の大学・研究機関に所属する研究者
(准教授、講師、助教、博士課程の院生等。若手支援のため、教授やそれに相当する職は除く)
※応募に際しては所属長または指導教官からの推薦が必要
助成金額:1件につき、1か年助成は200万円、2か年助成は300万円(いずれも上限)
応募方法:必要書類を用意し、Webサイト内の研究助成マイページから申し込む
採否通知:2023年2月下旬~3月上旬ごろ
助成期間:2023年4月1日(土)から1年間または2年間
《畑山望》

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