BABY JOBは、同社の紙おむつの定額制サービス「手ぶら登園」を利用する施設に対して、保育士向け研修動画「手ぶらアカデミー」が無料で閲覧できるサービスを2022年7月から本格運用する。8分野の193本の動画が専用サイトにて無料で閲覧可能となる。
同社は、保育施設向けの紙おむつの定額制サービス「手ぶら登園」等、子育てに関する社会課題の解決に取り組んでおり、2019年7月にサービスを本格的に開始した「手ぶら登園」は2022年6月時点で2,000施設以上が導入、2020年の日本サブスクリプションビジネス大賞グランプリを受賞。同社では、紙おむつに加えて、使い捨てコットカバーのサブスク事業も2022年2月に新たに開始している。
今回、本格的に開始されるサービス「手ぶらアカデミー」は、「手ぶら登園」を利用する施設に対する保育士向け研修動画を提供する無料サービスで、2022年2月よりテスト運用していたもの。提供映像には、東京都の「保育士等キャリアアップ研修」を実施する一般社団法人NECQA(保育士と保育の質に関する研究会)が協力しており、実際のキャリアアップ研修で使用される動画を利用して、すき間時間に学ぶことを可能にする。動画は専用サイトから無料で何回でも閲覧できる。
研修映像コンテンツは、保育の初任者向けからリーダー的職員向けまで幅広く、8つの専門分野(乳児保育、幼児教育、障害児保育、食育・アレルギー対応、保健衛生・安全対策、保護者支援・子育て支援、マネジメント、保育実践)に関する合計193本の動画が提供される。
厚生労働省では、2017年に「保育士等キャリアアップ研修ガイドライン」を通知し、保育現場のリーダー的職員に求められる研修内容を定めている。保育所に求められる役割の多様化・複雑化で、保育士にはより高度な専門性が求められるようになっており、日々の保育業務に加え、研修等により専門性を向上させていくことが求められている。