日産財団は、人材育成を通じて豊かな未来社会の実現を目指すことをビジョンに、日産自動車が1974年に設立。理科教育助成をはじめ、理科教育賞、リカジョ賞、未来のリーダー教室等を通じ、未来を担う子供たちの能力開発を支援し、未来のための教育の進化と、教育者の成長、グローバルに活躍するリーダーの育成に貢献している。
理科教育助成は、子供たちの科学的思考能力の育成を目的として設立。2022年度は、青森県、福島県、茨城県、栃木県、東京都、神奈川県、長野県、岐阜県、三重県、京都府、大阪府、広島県、福岡県、熊本県、鹿児島県の49の小中学校等へ各40万円を助成。助成を受けた学校・団体は、さまざまな観点で授業や教育プログラムを考え、実験機材やICT機器を充実させ、実践研究に取り組んでいる。
2023年度は、「科学的思考能力の育成を目指す理科教育実践」または、「創造的・問題解決能力の育成を目指す先進的な理科教育の実践研究の取り組み、特に、この考え方の具体であるSTEM教育やSTEAM教育に繋がっていくような、挑戦的な理科または総合的な学習の時間における取り組み」のいずれかの取組みの中から、50件程度にそれぞれ50万円を助成する。
助成期間は2023年4月1日～2024年3月31日の1年間。応募資格は、国公私立の小学校、中学校、小中一貫校、義務教育学校、中高一貫校の中学部（地域教育支援団体・NPO・個人は対象外）。申込みの際は、必ず募集要項・Web申請方法を確認し、財団Webサイト「Web登録システム」よりマイページを取得後、申請者情報と申請書を提出すること。採択選考の結果は、2022年12月ごろにメールで通知する。
