テレビ宮崎とStudy Valleyは、宮崎県庁のサポートにより、探究学習を通じた地域活性化プロジェクトをスタート。宮崎県によるアクセラレーションプログラム「MIYAZAKI DIGITAL INNOVATION BUSINESS BUILD」において実証が行われ、宮崎県の高校7校(県下高校の約2割)と地元企業9社が参加。オンライン上で高校生による探究学習の報告と企業によるフィードバックを実施し、参加した生徒・企業からは「NPS(満足度10段階中)=8.55」という結果を得た。
両社はこの結果から、宮崎県内の高校生と地域企業を接続することで大きな価値創造が可能であると考え、4月1日に正式な業務提携契約を締結。今後、他地域への展開も視野に入れた事業モデル化を進め、5月より参画企業を募集。6月より順次、学校現場にICT教材を導入し、7月以降順次、企業プロジェクト展開を予定している。
このプロジェクトでは、Study Valleyが開発するEdTechプラットフォーム「TimeTact」を最大限活用し、企業・学校にとって負担の少ない形で探究学習を進める。
TimeTactは、探究学習に特化したプラットフォーム。探究学習に欠かせない社会の「活きた課題」を提供し、探究プロセスや成果を評価するルーブリックの管理等、探究学習にまつわるすべてのプロセスを一気通貫でサポートする。
プロジェクトを先導するテレビ宮崎は、県内全域のテレビ視聴者(視聴可能47万世帯)、UMKアプリ利用ユーザー(2022年4月時点18万DL)、広告関係クライアント400社以上、UMKグループでは5,000社以上を有し、宮崎県内のネットワークに強みをもつ企業。
一方、Study Valleyは「教育を変革し100年後の世界を豊かにする」という理念のもと、AIを活用したアダプティブラーニングや、探究学習対応のEdTechプラットフォーム「TimeTact」の構築、経済産業省「STEAMライブラリー」事業のプラットフォーム構築等、教育領域の課題に対して多くのサービスを展開する企業。
両社は、若年層の県外転出を防ぎ、地元で仕事・生活していくことができるモデルケースを示すためにも、地域の魅力、地元企業の事業内容や取組みを、早い段階で知ってもらう必要があると考え、2022年度中に宮崎県下の高校20校、地元企業30社以上へのプロジェクト展開を目指す。