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paizaラーニング学校フリーパス、高校「情報I」に対応

 ITエンジニア向け転職・就職・学習プラットフォームpaiza(パイザ)は2022年3月15日、無料で提供中の「paizaラーニング 学校フリーパス」に、高校必修科目「情報I」・大学入学共通テスト「情報」に対応したコンテンツの提供を開始した。

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paizaラーニング 学校フリーパス
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 ITエンジニア向け転職・就職・学習プラットフォームpaiza(パイザ)は2022年3月15日、無料で提供中の「paizaラーニング 学校フリーパス」に、高校必修科目「情報I」・大学入学共通テスト「情報」に対応したコンテンツの提供を開始した。

 「paizaラーニング 学校フリーパス」は、有料の初学者向け動画プログラミング学習サービス「paizaラーニング」の全170レッスンと1,450の学習動画、2,650問の演習課題をすべて無料で提供するサービス。 京都大学、東京工業大学、横浜国立大学、大阪府立大学、立命館大学、中央大学、灘高等学校等、3月8日時点で累計838校で利用実績がある。対象となるのは日本国内にある小学校、中学校、高等学校、高等専門学校、専門学校、大学の他、paizaが認めた学校。

 今回のアップデートでは、2022年度から高校で順次導入される「情報I」とpaizaラーニング対応コンテンツを紐づけ、Pythonを使った学習で「情報I」の内容を学習する。受講者は6段階で評価される「paizaスキルチェック」の結果をもとに、自身の能力にあった学習ができ、学習後は「paiza新卒」に登録することで、スキルに合った仕事とマッチングすることも可能となる。大学入学共通テストにおいても、2024年度からプログラミングや情報リテラシーを扱う「情報」を必須科目の1つにする方針が決定。出題範囲が「情報I」の内容となるため、試験対策としても利用することができる。

 カリキュラムでは「コミュニケーションと情報デザイン」における「情報デザイン」の他、「コンピュータとプログラミング」における「基本的プログラム」「応用的プログラム」、代表的な「アルゴリズム」をPython3で学習する。また、「情報通信ネットワークとデータの活用」における「さまざまな形式のデータとその表現形式」等について理解することができ、それらを使用したコードが書けるようになる。

 登録は「paizaラーニング 学校フリーパス」Webサイトより、事前に学校・教員が申し込む必要がある。今後は、大学入学共通テスト「情報」向けの試験対策講座の新設を予定。学習可能な項目については随時更新していく。
《川端珠紀》

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