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地域の中核となる大学へ…中教審が審議まとめ公表

 文部科学省中央教育審議会大学分科会は、「これからの時代の地域における大学の在り方について―地方の活性化と地域の中核となる大学の実現―」と題した審議まとめを公表した。「地域の中核となる大学」を実現するための課題や具体的な取組み等をまとめている。

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「これからの時代の地域における大学の在り方について―地方の活性化と地域の中核となる大学の実現―」(概要)
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 文部科学省中央教育審議会大学分科会は、「これからの時代の地域における大学の在り方について―地方の活性化と地域の中核となる大学の実現―」と題した審議まとめを公表した。「地域の中核となる大学」を実現するための課題や具体的な取組み等をまとめている。

 「これからの時代の地域における大学の在り方について―地方の活性化と地域の中核となる大学の実現―」は、中央教育審議会大学分科会が地方創生に資する魅力ある地方大学の実現に関するこれまでの審議を取りまとめたもの。

 地域における大学の役割については、「人材育成機関としての役割」「高度な研究能力を有する機関としての役割」「地域の文化・歴史を発展・継承する役割」「知と人材のハブとしての役割」と整理。「地域の中核となる大学」になるための課題として、「学修面での課題」「イノベーション創出上の課題」「連携上の課題」等を指摘している。

 具体的な取組みには、「大学」「国」「地方公共団体・産業界等」に向けて、卒業生に関する基礎データの収集・分析・共有、文理融合・分野横断による高度なSTEAM人材育成の取組、地方公共団体や産業界との窓口となる教職員・URAの配置推進、高校等地域の初等中等教育機関との連携等を列挙。地域ならではの人材育成推進やイノベーション創出、連携の推進を提言している。
《奥山直美》

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