名古屋市立大学は、2021年10月4日発行の「日経グローカル」421号で発表された「大学の地域貢献度調査」において、全国総合1位となった。上位9大学は国公立大学が占めた。 大学の地域貢献度調査は、日本経済新聞社が全国761の国公私立大学を対象に、大学が地域社会にどのような貢献をしているかを調べたもの。514大学からの回答をもとに、「大学の組織・制度」「学生・住民」「企業・行政」「働く場としての大学」「SDGs・コロナ対応」の5分野の得点を集計し、順位付けした。 13回目となる今回は、前回の設問を踏襲しつつ、新型コロナウイルスの感染拡大やSDGs(持続可能な開発目標)への世界的な関心の高まり等を反映させている。 総合ランキングは、1位「名古屋市立大学」、2位「信州大学」、3位「徳島大学」、4位「秋田大学」、5位「愛媛大学」。1位と9位は公立大学、2~7位は国立大学と、上位9大学は国公立大学が占めた。私立トップは10位の「立命館大学」。 名古屋市立大学は、2017年の15位、2019年の5位から順位を上げ、今回トップとなった。公立大がトップとなるのは2011年の調査以来10年ぶりだという。最近では、新型コロナウイルスワクチンの集団接種で名古屋市内23万人の大規模ワクチン接種に医師らを延べ約2,900人派遣。「SDGs IDEA FORUM2020」では、同大の学生グループが最優秀賞を獲得した。◆大学の地域貢献度調査 総合ランキングベスト101位「名古屋市立大学」公立2位「信州大学」国立3位「徳島大学」国立4位「秋田大学」国立5位「愛媛大学」国立6位「島根大学」国立7位「熊本大学」「鹿児島大学」国立9位「大阪市立大学」公立10位「立命館大学」私立