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【大学受験2022】オミクロン濃厚接触者、別室受験認める…文科省

 大学入学共通テストをはじめとする2022年度大学入学者選抜におけるオミクロン株の濃厚接触者の受験をめぐり、文部科学省の末松信介大臣は2021年12月27日、陰性・無症状であれば別室受験を認める方針を明らかにした。当日受験を認めないとしたガイドラインは見直す。

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末松信介文部科学大臣の会見
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 大学入学共通テストをはじめとする2022年度(令和4年度)大学入学者選抜におけるオミクロン株の濃厚接触者の受験をめぐり、文部科学省の末松信介大臣は2021年12月27日、陰性・無症状であれば別室受験を認める方針を明らかにした。当日受験を認めないとしたガイドラインは見直す。

 文部科学省は12月24日、国公私立大学の個別入試における新型コロナウイルス感染症対策のガイドラインを改定。各大学等に対して、オミクロン株の患者の濃厚接触者として14日間の宿泊施設での滞在が求められている者については、受験を認める要件に該当しないことを示す通知を発出した。

 12月27日に会見した文部科学省の末松大臣は、「通知発出後にさまざまな意見が寄せられる中で、オミクロン株の感染拡大が危惧される中においても1人でも多くの受験生が適切に試験を受けられるようにすることが必要であると考えた」と説明。オミクロン株に濃厚接触した受験生の受験機会確保のために配慮できないか、通知発出翌日の12月25日に省内の担当部局に至急の検討を指示し、12月26日には岸田文雄首相からもオミクロン株の患者の濃厚接触者も含めて、可能な限り受験機会を確保することについて指示があったことを明かした。

 そのうえで、オミクロン株への感染が確定した患者の濃厚接触者である受験生についても「PCR検査が陰性」「試験当日無症状」「公共交通機関を利用しない」という、他の感染株の濃厚接触者と同様の条件を基本とした別室受験により、受験を可能とする方針をとると表明。方針の詳細については、大学入試センターの専門家の意見、関係省庁との協議も踏まえて、早急に再度の通知を発出したいとした。

 今後の受験シーズに向けては「受験生の皆さんには、今後本格的な入試日程を迎えることになるが、体調管理はもとより基本的な感染対策を徹底していただきたい。また、受験生の家族や学校の先生方も日ごろからの感染対策を行っていただき、受験生を支えていただくとともに、各大学には感染症のガイドラインに則して試験実施の準備に引き続き万全の対応をお願い申し上げたい」と語った。

 12月24日発出の通知により、受験生や大学等に混乱が生じたことについては、「担当部署においてもう少し時間をかけて検討を行い、意思決定のプロセスを図るべきではなかったかと思っている。少し不十分なところがあったということを認識している」と述べた。
《奥山直美》

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