新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府は2021年8月25日、8道県を緊急事態宣言の対象地域に追加することを決めた。ひと足早く夏休みが明けている北海道では、学校での感染も拡大しており、札幌市では8月25日現在、22校26学級が新型コロナウイルスで学級閉鎖している。 政府は8月25日に新型コロナ対策本部を開き、北海道・宮城県・岐阜県・愛知県・三重県・滋賀県・岡山県・広島県に緊急事態宣言を発出し、高知県・佐賀県・長崎県・宮崎県にまん延防止等重点措置を適用することを決定した。期間は、いずれも8月27日から9月12日まで。 全国の新規感染者数は過去最大の水準を更新し続けており、子供たちの感染も増えている。ひと足早く新学期が始まっている北海道では、児童・生徒の感染や学級閉鎖が相次いでいる。札幌市教育委員会によると、札幌市では8月18日から小学校、8月23日から中学校で新学期が始まったが、8月25日現在、小学校22校で児童や教職員26人の感染が判明。26学級で学級閉鎖の措置が取られている。 中学校での感染は8月25日現在、生徒1人、教職員1人。学級閉鎖は実施していない。札幌市内の小中学校では現在、分散登校や時差登校、オンライン授業等は行わず、通常通り授業を行っている。