文部科学省は2021年7月29日、新型コロナウイルス感染症の抗原簡易キットの製造販売を行う富士レビオから抗原簡易キットの寄附を受けたことを発表した。希望する大学、高等専門学校、専修学校、高校、中等教育学校、特別支援学校、日本語教育機関、外国人学校に配布する。 文部科学省は5月28日、「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」において新型コロナウイルス感染症に係る抗原検査を迅速かつ簡易に実施するためのキット(抗原簡易キット)を大学等の教育機関に対して配布することを発表していた。 富士レビオは6月10日、教育機関における感染拡大防止に活用することを目的に、文部科学省に対して抗原簡易キットの寄附を申し出た。この申出を踏まえて文部科学省が協議を行った結果、抗原簡易キットの寄附を受領することに決定。7月21日に文部科学省と富士レビオとの間で、寄附に係る贈与契約を締結した。 寄附を受けたのは「エスプラインSARS-CoV-2」45万800回テスト分。寄附された抗原簡易キットは、利用を希望する大学、高等専門学校、専修学校、高校、中等教育学校、特別支援学校、日本語教育機関、外国人学校に対して配布し、各校・各機関における感染対策に役立てていくとしている。