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すららネット「インパクトマネジメントレポート」初号を発行

 すららネットは2021年5月26日、インパクトマネジメントレポート初号を発行した。「不登校」「発達障がい・学習障がい」「貧困」「低学力」といった社会課題解決に「すらら」がもたらす影響を見える化したもの。

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  • 「不登校」のロジックモデルの例
 すららネットは2021年5月26日、インパクトマネジメントレポート初号を発行した。「不登校」「発達障がい・学習障がい」「貧困」「低学力」といった社会課題解決に「すらら」がもたらす影響を見える化したもの。

 すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念とし、アダプティブな対話式 ICT 教材「すらら」を、国内では約2,200校の塾、学校等に提供している。今回、事業の評価にインパクトマネジメントの手法を取り入れることで、「すらら」のサービス提供から、最終的に社会課題を解決し正のインパクトを生み出すまでをロジックモデルとして可視化し、その成果指標を測定した。

 具体的には、「不登校」「発達障がい・学習障がい」「貧困」「低学力」の4つの社会課題を取り上げ、それらに対し定性・定量の両側面から評価を試みている。たとえば「不登校」という社会課題に対し、「すらら」はいつでもどこでも勉強ができる状況を作り出す。学校に行けず勉強に取りかかれなかった期間の遅れは「無学年方式」でさかのぼり、独自の体系学習により効率よく学校の授業に追いつくことができる。

 さらに、文部科学省が定める出席要件を満たすICT教材として実績のある「すらら」での学習により、学校の出席扱いを受けることも可能。「すらら」での学習やサポートにより子供は自信を取り戻し、生きる力を身につけるきっかけとなるという。

 インパクトマネジメントでは、このようなアウトカム(成果)を、学習状況のビッグデータなどから算出する測定可能なKPI(成果指標)によりマネジメントする。ロジックモデル、KPIは設定したら終わりということではなく、ロジックモデルに基づきKPIを継続的に定点観測することにより、すららネットがもたらす社会課題解決の成果をマネジメントし、PDCA(Plan・ Do・Check・ Action)改善を回していく。それにより、長期アウトカムである子供の経済的自立や格差是正を目指す。

 すららネットは今後も、新しい学習体験を届ける事業活動を通じ、学習者に「大人になっても役に立つ真の学力」と「努力をすれば結果が出るという自信」を提供していく。インパクトマネジメントレポート初号は、すららネットのWebサイトで見ることができる。
《田中志実》

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