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文科省、第5次国立大学法人等施設整備5か年計画を策定

 文部科学省は2021年3月31日、「第5次国立大学法人等施設整備5か年計画」の策定について発表。今後、国立大学等が「共創」の拠点としての役割を果たすため、キャンパス全体を「イノベーション・コモンズ」へと転換していくことを目指す。

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第5次国立大学法人等施設整備5か年計画(令和3~7年度)
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  • 「イノベーション・コモンズ」のイメージ
 文部科学省は2021年3月31日、「第5次国立大学法人等施設整備5か年計画」の策定について発表。今後、国立大学等が「共創」の拠点としての役割を果たすため、キャンパス全体を「イノベーション・コモンズ」へと転換していくことを目指す。

 文部科学省では、2001年度から4次にわたり、科学技術基本計画を受けて国立大学法人等施設整備5か年計画を策定し、重点的・計画的な整備を推進している。今回、2021年3月26日に閣議決定された第6期科学技術・イノベーション基本計画において、共創の拠点を目指し、国が国立大学法人等の施設整備計画を策定し、継続的な支援を行うこととされため、有識者会議の報告を踏まえ「第5次国立大学法人等施設整備5か年計画」を策定。計画期間は2021年度から2025年度とした。

 第5次5か年計画では、国立大学等が「共創」の拠点としての役割を果たすため、キャンパス全体を「イノベーション・コモンズ」へと転換していくことを目指す。イノベーション・コモンズとは、ソフト・ハードの取組みが一体となり、対面とオンラインとのコミュニケーションを融合させながら、あらゆる分野、あらゆる場面で、あらゆるプレーヤーが「共創」できるキャンパスであり、教育研究施設だけでなく、食堂や寮、屋外空間等も含めキャンパス全体が有機的に連携した「共創」の拠点のことを指す。

 イノベーション・コモンズ実現に向けた今後の取組みとしては、効率的な施設整備による老朽改善整備の加速化と新たな教育研究ニーズに対応した機能強化、ポストコロナ社会を見据えた対面とオンラインの双方のメリットを生かしたハイブリッドによる教育研究活動や、多様な学生・研究者のニーズに対応したICT環境やそれらを支えるネットワーク基盤の整備等の推進があげられた。

 整備内容は、「老朽改善整備(約785万平方メートル)」「ライフライン更新(配管・配線が約1,900キロメートル、設備機器が約1,800台)」「新増築整備(約30万平方メートル)」「附属病院整備(約45万平方メートル)」で、総面積は860万平方メートル。所要経費は約1兆500億円と推計される。

 計画の実施にあたって、文部科学省は「必要な予算の確保」や「高等教育・科学技術政策等との連携推進」など、国立大学法人等は「戦略的な施設整備(施設のトリアージによる施設総量の最適化など)」「地方公共団体や産業界との連携」などに取り組むとしている。
《桑田あや》

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