これからの大学広報に重要なメディアは、66.7%の大学が「ネットメディア」と回答し、「従来の新聞やテレビ、雑誌」は12.7%にとどまったことが、共同ピーアールの調査結果より明らかになった。 調査は、全国の国公私立の大学・短大の広報担当者を対象に「コロナ禍における大学広報」についてアンケートを実施し、102大学から105人の回答を得た。調査時期は2020年11月。 コロナ禍以降、学外、特にメディア(新聞・TVなど)への情報発信について不安があるか聞いたところ、「YES」45.7%、「NO」35.2%、「わからない」19.0%。半数近くの大学が不安を感じている。 コロナ関連の新聞やテレビからの取材内容は、「オンライン授業」が58.1%ともっとも多く、「コロナ対策」56.2%、「学祭などの学校行事」34.3%、「学費」29.5%、「受験日程」25.7%、「外国人留学生」21.9%などが続いた。一方、「取材を受けていない」と回答した大学は23.8%を占めた。 これからの大学広報にとってもっとも重要なメディアは、「ネットメディア」が66.7%ともっとも多く、「自校のSNS」20.6%が続き、「従来の新聞やテレビ、雑誌」は12.7%にとどまった。コロナ禍でネットメディアの存在が大きくなったものと考えられる。