ケンブリッジ大学英語検定機構は、経済協力開発機構(OECD)とパートナーシップを締結し、2025年にOECDが実施する国際学習到達度調査(PISA)の外国語(英語)スキル評価のためのテスト開発を担当することを発表した。 生徒の学習到達度調査プログラムPISAは、15歳の生徒を対象に、3年ごとに実施している世界規模調査。数学的リテラシー、科学的リテラシー、読解力の3分野の学習到達度について調査しており、ランダムに選ばれた学校から約60万人の生徒が参加している。2025年以降のPISAでは、オプションテスト「外国語(英語)スキル」を追加。世界中の言語教育と学習の有効性に関するデータをひもとくきっかけになると期待されているという。 2025年にOECDが実施するPISAにおいて、外国語(英語)スキル評価のためのテスト開発をケンブリッジ大学英語検定機構が担当する。ケンブリッジ大学英語検定機構 教育変革・インパクト担当ディレクターのハナン・カリファ博士は「言語評価スペシャリストとして専門性の高い意見を提供することでOECDをサポートできること、そして、何千万人もの学習者の言語スキルを何年にもわたって世界中で評価してきた私たちが開発した技術と経験を共有させていただけることを嬉しく思います」とコメントしている。 2025年のPISA外国語スキル調査では、「読む」「聞く」「話す」の3技能が対象になり、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)で評価される予定となっている。2021年度には試行調査を予定。ケンブリッジ大学英語検定機構は2026年12月の結果発表まで、OECDとともに取り組んでいく。
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