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文科省「学校における働き方改革」統計調査のオンライン化推進

 文部科学省統計改革推進本部は2020年8月31日、文部科学省所管の基幹統計・一般統計に関する見直しを行い、「学校における働き方改革に資する負担軽減の取組について」(中間報告)を取りまとめた。

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検討の背景
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  • 負担軽減の取り組みについて
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 文部科学省統計改革推進本部は2020年8月31日、文部科学省所管の基幹統計・一般統計に関する見直しを行い、「学校における働き方改革に資する負担軽減の取組について」(中間報告)を取りまとめた。

 文部科学省が実施する各種調査について、調査の実施時期や調査項目の精選といった総合的な見直しを行うことにより、学校における働き方改革の推進に資することが期待されている。これらの課題に対応するため、統計の品質確保を担保しつつ、統計の在り方の総合的な見直しの推進に資するため、「文部科学省統計改革推進本部」を2020年2月に設置。

 文部科学省統計改革推進本部の公表した「学校における働き方改革に資する負担軽減の取組について」(中間報告)では、学校基本調査・学校教員統計調査など学校向け調査があるものについて、「回答しやすい統計」を目指し、回答者である学校の負担軽減に資する具体的な方策を検討し、速やかに取り組む事項を取りまとめた。

 「学校基本調査」「学校保健統計調査」では、調査結果公表のスケジュールの見直しや中間段階の公表内容の精選により、学校における調査への回答期間を従来より約1か月長く確保できるようにする。また、「学校基本調査」「学校教員統計調査」は、文部科学省が進める教育データ標準の取り組みにおいて統計に必要なデータの電子化・標準化を進めることにより、統合型校務支援システムを通じた回答準備の自動化・簡易化を推進するための環境整備に取り組む。

 さらに、「学校教員統計調査」は、調査の集計上必要ではない教育委員会番号などの一部の記入内容を廃止する。「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」では、学校基本調査の結果を活用できる項目の廃止など項目を簡素化する。「学校給食栄養報告」は、調査の一部について廃止するなど、回答しやすい統計を目指す。

 また、回答の入力を楽にする方法として、「学校基本調査」では、オンライン回答画面のレイアウトをわかりやすいものに見直すとともに、回答画面上で入力項目に関する手引きを簡単に参照できるようにする。「学校基本調査」「学校教員統計調査」は、現在取り組みを進めている学校コードが持つ情報を活用して、学校の種別などを自動的に項目の回答に反映することにより、学校の入力の手間を削減する。「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」は、選択肢や回答の区分を変更し回答時の負担を軽減する。「学校給食実施状況等調査」においては、注釈の充実により回答時の負担を軽減する。

 そのほか、「学校基本調査」「学校教員統計調査」「学校保健統計調査」「地方教育費調査」では、ニーズの高い一部の学校種を除き、紙媒体の調査票の一律配布を廃止するとともに、記入の手引きをオンラインで提供するなど、統計調査のオンライン化を推進する。
《田中志実》

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