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福井大、遠隔授業システムのソースコードを無償公開

 福井大学医学部附属教育支援センターと永和システムマネジメントは、クラウド型教育プラットフォームG Suite for Educationと連携する遠隔授業支援システム「F.MOCE」を開発した。教育関係者に向けて、アプリケーション、ソースコードを無償で公開している。

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 福井大学医学部附属教育支援センターと永和システムマネジメントは、クラウド型教育プラットフォームG Suite for Educationと連携する遠隔授業支援システム「F.MOCE」を開発した。教育関係者に向けて、アプリケーション、ソースコードを無償で公開している。

 「F.MOCE(Fukui-Medical Online Communication & Education System)」は、Googleが教育機関向けに無償提供しているクラウド型教育プラットフォームG Suite for Educationと連携する医学教育に適した新たな遠隔授業支援システム。教員や事務の業務効率化と、学生のシステムへの不安を軽減し、人が本来すべきであった授業や指導、支援に時間を割くことができるよう教員向け/学生向けアプリケーションを独自に開発した。

 教員は「教員用アプリ」で、講義動画やプリント資料などの講義コンテンツを簡単にアップロードして自動配信できる。出席や健康管理を行うフォームの自動配信、学生からの質問・感想などは自動で集計作業が可能。学生は「学生用アプリ」で、スマホからでもアプリ感覚でコンテンツを視聴・ダウンロードすることができる。

 Google上のクラウドを使用するため、データ容量は無制限。情報公開範囲と権限の管理を簡単に行うことができ、セキュリティも確保できる。オンラインコンテンツの配置先(Googleドライブフォルダ)を一括作成し、コンテンツの共有者(教員・学生など)を一括設定できる。

 「F.MOCE」の教員向け/学生向けアプリケーションは、オープンソースとして公開され、運用マニュアルや運用ツール(Google スプレッドシート+ Google Apps Script)を無償で利用できる。システム開発には永和システムマネジメントが全面協力し、オープンソースのメンテナンスや運用サポートも行う予定だという。
《外岡紘代》

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