地域大学振興プラン策定へ、科目新設・単位数緩和など特例設置も
文部科学省は2025年7月31日の有識者会議において、2026年度(令和8年度)地域大学振興プラン(仮称)の策定に向けた議論の整理案を公表。地方の大学に、他大学と連携した科目の開設やオンライン授業科目の上限単位数の緩和など特例を設ける案を盛り込んだ。
【全国学力テスト】学力格差拡大、スマホ・ゲームの影響も…経年変化分析調査
2024年度に行われた全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の経年変化分析調査で2025年7月31日、小学校の国語と算数、中学校の国語と英語の平均スコアが低下していることがわかった。中学校英語を除くと、SES(家庭の社会経済的背景)が低い層のほうがスコア低下が著しい。
【大学受験2027】愛媛大教育学部、地域教員希望枠入試を導入
愛媛大学は2025年7月29日、2027年度愛媛大学教育学部入学者選抜における「地域教員希望枠入試の導入」について記者説明会を開催した。一般選抜(後期)を廃止し、総合型選抜I(地域教員希望枠)教育発達実践コース(特別支援教育サブコース、小学校教育サブコース)、初等中等教科コースを新設する。
岡山県、公立学校の校長選考試験…民間リーダー求む
岡山県教育委員会は2025年、民間企業や行政機関での経験をもつリーダーを対象に、公立学校長(任期付職員)の選考試験を実施する。教育現場に新しい視点をもたらし、地域社会の未来に貢献する意欲ある人材を求めている。
【大学受験2029】鎌倉女子大、共学化を発表…校名も変更
鎌倉女子大学は2025年8月1日、2029年度(令和11年度)から鎌倉大学(仮称)に名称を変更し、男女共学に移行すると発表した。学校法人鎌倉女子大学としては、併設する幼稚部・初等部・中等部・高等部、短期大学部初等教育学科通信教育課程に続く男女共学となる。
【全国学力テスト】理数「得意」に男女差…上位層で顕著
算数・数学、理科の平均正答率・スコアに大きな男女差がみられない一方、「得意」と考える割合は女子のほうが男子より少ないことが2025年7月31日、2025年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果から明らかになった。理数の勉強が「得意でない」と考える児童生徒の男女差は、学力上位層で顕著にみられた。
学力低下4教科で、全国学力テスト経年変化分析…文科相8/1会見
文部科学省のあべ俊子大臣は2025年8月1日、記者会見を行い、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の経年変化分析調査で、5教科のうち4教科でスコアの低下が見られたことを報告。学力低下の要因について今後、追加分析を行う予定とした。
全国学力テストの結果公表、大学入試の動向分析…教育業界ニュースまとめ読み
先週(2025年7月28日~8月1日)公開された記事から、教育業界の動向を振り返る。全国学力テスト・数学の図形証明は無解答率3割超、旺文社による2026年の大学入試動向分析&2025年一般選抜結果などのニュースがあった。また、8月4日以降に開催されるイベントを12件紹介する。
【相談対応Q&A】夏休みに補習をしてほしい
学校に寄せられる相談「夏休みに補習をしてほしい」について、クラス担任として豊富な経験がある鈴木邦明氏に、対応する際のポイントを聞いた。
フィリピン初等教育に日本型音楽教育導入、ヤマハとJICAが連携
ヤマハが支援するフィリピンでの初等音楽教育支援事業が、文部科学省の「令和7年度『日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)』応援プロジェクト」に選ばれた。また、フィリピンにおける初等教育の質の向上を目指し、2025年7月25日にJICAと連携覚書を締結した。
東北大、2028年度までに若手研究者100名を招致…新組織設立
東北大学は2025年7月に新たな組織「ZERO INSTITUTE」を設立し、2028年度までに100名以上の若手研究者を迎える計画を発表した。この組織は、グローバルに活躍する若手研究者をVisiting Scholar(客員教員)として迎え入れ、産学共創の拠点としての役割を果たすことを目指している。
【全国学力テスト】数学の図形証明は無解答率3割超、大きな男女差なし
文部科学省は2025年7月31日、全国データに基づく、2025年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。平均正答率は小・中学校共に前年度より下降。特に、中学校数学は図形証明で無解答率が31.2%にのぼり、平均正答率は5割を下回った。
社会教育施設数が過去最多、博物館は3年で利用者倍増…文科省調査
社会教育施設と呼ばれる図書館・博物館・生涯学習センターの施設数および指導系職員数の数が過去最多となり、利用者が増えていることが2025年7月30日、文部科学省の2024年度(令和6年度)社会教育調査の中間報告でわかった。
修学旅行プログラム「脱炭素」を学ぶ立命館大ツアー…小中学校募集
京都市は2025年7月11日、京都らしい脱炭素を学べる修学旅行プログラム「脱炭素修学旅行 立命館大学キャンパスツアー」の募集開始を発表した。修学旅行を含む研修旅行で利用できる。対象は小中学校、ツアー料金は1人あたり1,500円。
大阪府公立高入試、2028年度に選抜一本化
大阪府教育委員会は2025年7月28日、2028年度(令和10年度)以降の大阪府公立高等学校入学者選抜制度の改善方針を発表した。現行の一般選抜と特別選抜および豊中高校能勢分校選抜を「一般入学者選抜」に一本化。学力検査は現行より早い3月1日を基準日に定めた。
東北大学 冨永総長が語る「ムーブ&シェイク」な未来戦略…国際卓越研究大学第1号認定のその先へ
東北大学は2024年に国際卓越研究大学に認定され、研究第一や門戸開放、実学尊重の理念を継承しつつ、財政改革やグローバル人材育成、DX推進で未来戦略を展開している。

