岡山大学は2026年4月5日、産学共創プログラム「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」の2026年4月期に向けたパートナー募集について発表した。企業の新規事業創出や既存事業の育成を大学の知見を生かして支援する。
岡山大学は、長期ビジョン2050「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」を掲げ、研究力とイノベーション分野の強化を進めている。2023年12月には文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択されるなど、社会変革を成すための取組みを加速させている。
同大学の取組みの1つである「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ(岡大OIチャレンジ)」は、企業などと大学の担当者が一体となり、共にビジョンを形成し、プロジェクトを創り上げていく新しい形の産学共創活動。従来の産学連携では、大学が提示した研究シーズ(技術やノウハウ)と企業のニーズを照らし合わせる形式が多かったが、同チャレンジでは、ビジョン形成の段階から大学が参画し、「共に創り出す(共創)」を起点に置く点が特徴だ。
具体的には、企業と大学の担当者がユニットを結成し、学内で活動を行う。共にビジョンを形成したうえで、企業から研究者へ、または研究者から企業へ、双方から課題や提案を行う「共創ピッチ」などを開催し、より良いマッチングを目指す。これにより、企業は自社のリソースだけでは得られない新たな視点や知見を獲得できる。
企業側は、新規事業やSDGsへの取組みにおいて、大学の多様な人的・物的リソースを活用できる。また、企業のニーズを大学担当者や研究者に的確に伝えることや、研究者からの提案により、企業側が予想しない新知見の獲得が可能となり、既存事業の育成と新規事業創出の双方で活用できる。大学の専門家たちと「共に考える」ことで、社員の人材・キャリア育成にも役立ち、カーボンニュートラルやSDGs教育、およびそのビジネスマネジメントを学ぶ機会にもなる。
同チャレンジは、企業だけでなく、自治体などの非営利組織も活用できる。また、東京にも職員が駐在しており、関東圏の企業や自治体も相談可能。プログラムを非公表で進めたいという企業の意向にも対応し、秘密保持のもとで学内限定の共創ピッチを開催するなど、情報管理にも配慮するとしている。
共創活動パートナーの募集は2026年1月より開始している。問合せは岡山大学研究・イノベーション共創機構にて受け付けている。










