法政大学と東北学院大学は2026年10月2日、学生交流に関する協定を締結した。2027年度から両大学の学部生を対象とした学生交流を開始する。地域を超えた交流を通じて、多様な学修機会を提供し、教育の質の向上を図る。
両大学は2026年3月に「連携協力に関する協定」を締結しており、教育や研究、地域社会貢献など幅広い分野での協力を掲げている。今回の協定は、この包括的な協定に基づき、具体的な取組みとして学生交流を推進するものだ。
学生交流は2027年度から開始する。対象は、法政大学の12学部と東北学院大学の9学部に所属する学部学生。派遣・受入れ人数は毎年若干名とし、原則として相互同数となるよう調整する。派遣期間は原則1年間で、派遣先大学での学費は相互に免除される。また、派遣先大学で修得した単位は、派遣元大学で単位認定される。
学生は、所属大学では得られない学びの機会を得られるほか、両大学のPBL(課題解決型学習)など、特色ある科目やプログラムを通じて、地方創生・ボランティア・起業などの実践的な経験を積むことができる。法政大学の学生には、仙台を中心とする東北地方の企業でインターンシップに参加する機会もあり、将来的なUターン・Iターン就職につなげることも期待される。
2026年10月2日に東北学院大学五橋キャンパスで行われた締結式では、両大学の代表がコメントを述べた。
法政大学のDiana Khor総長は「本学の学生には、このような長い歴史と高い志をもつ東北学院大学で学び、地域の人々や文化に触れながら新たな視点を得てほしいと考えております。同時に、東北学院大学の学生の皆さんをお迎えし、本学のキャンパスで新たな交流が生まれることを楽しみにしております。異なる背景をもつ学生が出会い刺激し合うことで、双方の学生が大きく成長していくことを期待しています」と述べた。
東北学院大学の大西晴樹学長は「本学の学生は大都市の豊かな面も課題も含めて学び、法政大学の学生には地方の豊かな面や課題を学んでほしいと思います。さらに言えば、本学の学生は東京で学んだ経験をもって故郷に戻り、地域を一層盛り上げてほしいですし、法政大学に多く在籍する東北出身の学生にとっても、本学での学びを足がかりに故郷を見直し、できればUターンして地域を守ってもらいたいという思いでこの取組みを進めてまいります」と語った。
法政大学は1880年創立。3つのキャンパスと15学部・16研究科をもち、約3万8,000人の学生が学ぶ私立総合大学。東北学院大学は1886年に仙台神学校として開校。現在は3つのキャンパスと9学部・6研究科をもち、約1万2,000人の学生が学ぶ私立総合大学である。







