聖心女子大学は2026年10月2日、アメリカ・ミズーリ州のコティ・カレッジと交換留学協定を締結した。同大で行われた調印式で安達まみ学長とコティ・カレッジのステファニー・ナイルズ学長が協定書を取り交わした。同協定により、聖心女子大学の協定校は10か国・地域の計23校に拡大する。
コティ・カレッジは、アメリカ中西部ミズーリ州に位置する女子大学。1884年に2年制大学として創立、2011年に4年制大学へ移行した。リベラル・アーツとサイエンスを幅広く学ぶことができる教育環境を特色とし、女性のエンパワーメントとリーダーシップ育成を教育の柱としている。リベラル・アーツ教育を通じて広い視野と実践的な行動力を備え、社会に貢献する女性の育成を目指す姿勢は、聖心女子大学の教育理念とも深く重なるものだという。
調印式で安達学長とナイルズ学長は、「リベラル・アーツを柱とする少人数制の女子大学である点や、女性のリーダーシップ育成に注力している点など、両校は教育理念や目指す姿が非常に近い。本協定を機に、双方のさらなる発展と積極的な交流を実現したい」と挨拶を述べた。調印式後の意見交換では、学生支援の取組みや今後の女子大学の果たすべき役割やあり方について、活発な議論が繰り広げられた。
まずは2027年度から両大学による協働プロジェクトを始動し、学生間交流を進めるとともに、2028年度から同協定による学生派遣を開始する予定。同協定により、学生が異文化理解を深め、グローバル社会で主体的に活躍できるよう、より一層の支援を行う。
聖心女子大学国際センター長の岩田一成氏は、「本学には、英語をしっかり習得したいと考える学生がたくさんいます。今回の協定により、そのような学生がアメリカで学べるチャンスが増えました。先方も女子大学であり、ご家族のみなさまも安心して送り出してくださるのではないでしょうか。関係が末永く続くように我々教員も努力していきます」とコメントを寄せた。
聖心女子大学は、1800年にフランスで誕生したカトリックの女子修道会「聖心会」を設立母体とし、1948年に日本で最初の新制女子大学の1つとして開学。以来、カトリック教育に基づくリベラル・アーツカリキュラムを堅持している。学科構成は、現代教養学部に英語文化コミュニケーション学科、日本語日本文学科、哲学科、史学科、人間関係学科、国際交流学科、心理学科、教育学科の8学科。
創立当初から国際性を育む教育を目指してきた同大では、協定校へ1学期間~1年間派遣する長期留学制度をはじめ、長期休暇を利用した短期留学プログラムを実施している。独自の奨学金制度を設けて、より多くの学生が積極的に留学できるよう支援を行うほか、多様な国・地域からの留学生を受け入れ、学内での国際交流の機会も設けている。








