高松市で7校の専門学校と専門職短期大学を運営する穴吹学園は2026年8月、韓国の祥明(サンミョン)大学と、短期語学文化研修、編入学、交換留学制度に関する教育連携協定を締結した。専門学校の専門課程(2年制)卒業生は3年次、せとうち観光専門職短期大学(3年制)の卒業生は4年次への編入学に出願でき、祥明大学の学士号取得を目指せる。
協定に基づき、穴吹学園は祥明大学と、韓国語学習を中心にK-POPダンス体験や語学・文化研修などを盛り込んだ、3週間程度の韓国短期滞在型プログラムを開始する。在学中の短期語学文化研修や交換留学に加え、卒業後の韓国大学への編入学という選択肢も提供する。
祥明大学への編入学では、穴吹学園が推薦した学生を対象に、日本で専攻してきた分野と関連性・類似性のある専攻への3年次または4年次からの編入が可能となる。大学寮のサポートや無料韓国語講座、韓国語能力試験(TOPIK)のレベルに応じた奨学金なども用意されている。
日本の専門学校や専門職短期大学を卒業して韓国の大学に進学する場合、通常は入学試験を受けて1年次から学ぶケースが多い。今回の連携では、穴吹学園から推薦された学生がこれまでの専攻を生かし、祥明大学の3年次または4年次への編入を目指せる点が特徴となっている。
祥明大学は1937年設立の学園を起源とし、1965年に開校した私立大学。ソウル市鍾路区のソウルキャンパスと忠清南道天安市の天安キャンパスを設置している。天安キャンパスは写真、漫画・アニメーション、デザイン、舞台芸術、映画など、ソウルキャンパスは教育学系、理工系、経営系などの分野に強みを持つ。外国人の入学を受け入れる韓国語教育専攻や、日本人留学生に人気という日韓文化コンテンツ専攻も設置している。
韓国は、日本人学生にとって身近な海外留学先の1つとなっている。文部科学省・日本学生支援機構(JASSO)の2023年度調査によると、韓国への日本人留学生数は8,384人で、前年度から79.2%増加。アメリカ、オーストラリアにつぐ3位となった。また、2025年の訪日韓国人は約946万人で国・地域別でトップとなり、2026年6月も約78万7,000人(前年同月比7.8%増)と堅調に推移している。
高松空港とソウル・仁川空港を結ぶ路線では、韓国のLCC(格安航空会社)2社がそれぞれ1日1往復を運航しており、高松から韓国へのアクセス環境も整っている。
穴吹学園は、今回の連携を通じて、安心して留学できる環境が整う韓国での学びを生かし、地方から海外へ飛躍できる「グローカル」な人材の育成につなげていくとしている。







