文部科学省は2026年8月26日、2026年度(令和8年度)学校基本調査の速報値を公表した。小中学生はともに過去最少を更新する一方、大学の在学者数は初めて300万人を突破。通信制高等学校や特別支援学校なども過去最多となった。
学校基本調査は、文部科学省が日本の学校における基本的な事項を明らかにするため、1948年(昭和23年)から毎年実施している基幹統計調査。毎年5月1日現在を基準に、学校数、学級数、学校種ごとの在学者数・教職員数などを調査している。調査対象は、幼稚園、幼保連携型認定こども園、小・中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学(短期大学を含む)、高等専門学校、専修学校、各種学校、市町村教育委員会。
2026年度調査の速報によると、在学者数は小学校が565万4,461人(前年度比15万7,914人減)、中学校が306万31人(同4万5,266人減)となり、いずれも過去最少を更新した。また、幼稚園は前年度比6万2,159人減の62万7,450人、高等学校(全日制・定時制)は2万8,502人減の284万5,117人となり、いずれも減少した。
一方、通信制高等学校は7,031人増の31万1,792人、特別支援学校は4,259人増の16万3,169人、義務教育学校は8,086人増の9万5,010人、中等教育学校は288人増の3万5,185人となり、いずれも過去最多を更新。多様な教育形態の広がりがうかがえる結果となった。
高等教育機関(大学・短大・高専・専門学校)では、大学の総在学者数が前年度比2万8,130人増の300万542人となり、初めて300万人を突破した。このうち学部生は1万8,357人増の266万4,194人。女子学生の割合は46.4%(前年度比0.3ポイント増)となり、過去最高を更新した。
大学院生も7,670人増の28万4,802人となり、過去最多を更新。修士課程は4,824人増の17万9,785人、博士課程は2,610人増の8万2,170人となった。
このほか、大学(通信教育)は9,081人増の24万2,460人、専門学校(専修学校専門課程)は1万1,122人増の58万229人へ増加。高等専門学校(高専)は28人減の5万6,249人で、ほぼ横ばいだった。一方、短期大学は5,512人減の6万5,684人、短期大学(通信教育)も862人減の1万8,661人となり、減少した。
教員全体に占める女性の割合は、中学校45.4%、高等学校(全日制・定時制)34.4%、高等学校(通信制)43.2%、特別支援学校63.1%、大学(全体)28.7%と5つの校種等で過去最高を更新している。
同調査の確定値は12月下旬に公表される予定。速報値は文部科学省のWebサイトに掲載されている。










