実践女子学園とJAL、JAL航空みらいラボは2026年5月26日、教育連携協定を締結した。社会連携授業の拡充や、JAL現役客室乗務員の出向によるキャリア支援などを進める。
実践女子学園は、建学の精神として「女性が社会を変える、世界を変える」を掲げ、教養豊かなグローバル人材の育成や、社会課題の解決に向けた取組みを進めている。今回の協定は、次世代を担う人材の育成に寄与することを目的として、実践女子学園とJALグループが緊密に連携し、相互に協力する枠組みとして位置付けられている。
協定の目的は、実践女子学園が掲げる建学の精神を体現する人材の育成と、両者による社会課題の解決への積極的かつ持続的な取組みを目指す点にある。具体的には、教育とキャリア形成の双方に関わる支援を通じて、学生や教職員と企業側の人材が相互に関わる機会を広げる方針だ。
予定している活動内容の1つ目は、「社会課題に向き合い、自ら考え、行動する力」を育成する社会連携授業の拡充である。JALが提供する社会連携講座や課題解決型授業(PBL)を軸に、実践女子学園が注力する「社会連携教育」と「グローバル教育」をさらに深化させる。
この取組みでは、航空産業や実社会への理解を深めるだけでなく、JALグループが直面する実際の課題を授業のテーマとして取り上げる。学生・生徒の視点による解決策の提案を行うなど、実践的な学びの場を拡充する方針だ。
活動内容の2つ目は、JAL現役客室乗務員の実践女子学園キャリアサポート部への出向である。JAL現役客室乗務員がキャリアサポート部職員として参画し、航空業界で培った知見やプロフェッショナルな視点を教育現場に還元するという。
学園側の支援体制と、JALがもつホスピタリティを融合させることで、多角的なキャリア支援を展開する考えも示されている。今後は、航空・観光・接客分野に特化した課題解決プログラムの共同企画も視野に入れるとしている。
活動内容の3つ目には、2024年の学園創立125周年イベント「JISSENマルシェ」での「折り紙飛行機教室」など、これまでの連携実績を基盤に、今後も両者のリソースを相互に活用しながら、持続可能な社会貢献活動を推進することなどをあげている。
実践女子学園の理事長である木島葉子氏は、学園が1899年に下田歌子によって創立されたことに触れつつ、「女性が社会を変える、世界を変える」という建学の精神のもと、自立的に社会課題の解決に寄与し、社会に貢献できる女性の育成に取り組んでいると述べた。また、教育の柱である「社会連携」と「グローバル化」を推進するうえで、世界を舞台に人と地域、社会をつなぐJALグループとの連携には大きな意義があると強調。今回の協定を機に、教育、キャリア支援、地域連携などで協力を深め、JALグループが大切にする「人を想う心」や「挑戦する姿勢」にも触れながら、未来を担う人材の育成につなげていく考えを示した。







