ガイアックスは、ひろしまAI部運営コンソーシアムより委託を受け、広島県内の高等学校および高等専門学校を対象とした「ひろしまAI部 生成AI体験ワークショップ 出張授業プログラム」を実施する。生成AIの専門家を講師として学校へ派遣し、1時間で正しい活用法やリスク管理を体系的に学ぶ機会を提供するもので、参加費は無料。実施期間は2026年5月~6月を予定している。
Gakkenの調査によれば、高校生の生成AI利用率は73.7%に達している。しかし、生徒たちがリスクを正しく理解して活用できているか、また学校側で教育機会を十分に確保できているかが課題となっている。同プログラムは、学校全体でAIリテラシーを高めるきっかけを提供することを目的としている。なお、ガイアックスがひろしまAI部運営コンソーシアムと連携し広島県内の高校生向けにプログラムを実施するのは3年連続、3回目となる。
プログラムの名称は「ひろしまAI部 生成AI体験ワークショップ 出張授業プログラム」。対象は広島県内の高等学校および高等専門学校(高等専門学校の場合は1~3年生のみ)で、募集枠は9校(抽選。これまでにひろしまAI部に参加していない学校が優先)。所要時間は1時間程度で、学校の予定にあわせて柔軟に調整できる。実施場所は対面を基本とするが、オンラインやハイブリッド開催にも対応する。費用は無料。
実施内容はいずれか1つを選択する。「生成AIの魅力とリスクへの対処法」は、生成AIが生活にどのような影響を与えているか、ポジティブ・ネガティブの両面から多角的に考えるワークショップ。通信環境やデバイスの利用環境が整っていなくても実施できる。
「画像生成を通じて考える、いいプロンプト設計」とは、お題の画像を再現する体験を通し、AIを操るための「プロンプト」の概念と正しい設計方法を学ぶワークショップ。ChatGPT、Gemini、Copilotなどの生成AIを利用できる環境が必要となる。
プログラムの目的は、(1)生成AIを学ぶ必要性や魅力、具体的な活用事例を理解すること、(2)生成AIに実際に触れながら、プロンプト設計の基本や活用時の留意点を学ぶことの2点。
学校側に準備が必要なものは、プロジェクターとスクリーンまたは大型モニター、体育館・講堂など広い会場の場合はマイク、画像生成のプログラムを実施する場合は生徒個人のPCまたはタブレット端末(事前に生成AIツールのアカウント登録・準備が必要)。
申込み後、抽選にて実施校を決定し、2026年5月26日に通知する予定。その後、オンラインにて30分程度の事前ヒアリングを実施。プログラム当日は、モニターなどの準備のみ学校側が行い、進行はすべてガイアックス側が担当する。プログラム後には参加者による振返りフォーム(アンケート)への回答が求められる。
過去の類似プログラムに参加した生徒からは、「これまで何となく生成AIを使っていましたが、プロンプト(指示の出し方)を少し工夫するだけで返答の精度が劇的に変わることを知りました。AIを主体的に操るコツを掴むことができました」「AIの便利さだけでなく、フェイクニュースや著作権といったリスクについてもディスカッションを通じて学べたので、これからはネガティブな面も意識して正しく使いこなしたいです」といった声が寄せられている。
高校教諭からは、「学校現場としてAIリテラシー教育の必要性は痛感しつつも、指導ノウハウの確保に悩んでいました。専門家の視点から、魅力とリスクをわずか1時間で体系的に教えていただき非常に有意義でした」「普段の座学ではあまり発言しない生徒たちが、AIの活用法や留意点について自発的に考え、活発に意見を交わしている姿に感銘を受けました」などのコメントが寄せられている。







