ニトリとベネッセコーポレーションは2026年4月1日、小学校社会科の探究学習教材「資源がめぐるしくみを考える~企業から学ぶ循環のくふう~」の提供を、ベネッセのICT学習ソフト「ミライシード」で開始した。ごみ問題をテーマに、企業の取組みから資源循環のしくみを学ぶ。
ニトリグループは、2050年までの環境目標として「NITORI Group Green Vision 2050」を掲げ、中でも「サーキュラービジネスの推進」を重要な柱の1つとしている。ごみを減らし、限りある資源を大切に利用するため、「つくる」段階から「つかいおわったあと」までを見据えた商品づくりやサービスの提供に取り組んでいる。
未来の顧客でもある子供たちにもニトリの取組みを知ってもらい、これからの未来について共に考えていきたいという想いから、ベネッセとの協業が実現。札幌市立山鼻小学校の中田充氏の監修のもと、教材の共同開発に至った。同教材は、ニトリの想いや、ごみを減らし資源を大切にするための工夫を学び、これからの未来のためにひとりひとりができることを考え、行動するきっかけとなることを目指している。
開発された教材は、全国の公立小中学校約1万200校、360万人以上の児童・生徒が利用する、ベネッセの小中学生向けICT学習ソフト「ミライシード」にて配信を開始した。日々の授業や探究学習の一環として活用できる。
教材では、家具は処分が困難であるという社会課題に着目。「使い終わった家具を、そのまま捨てたらどうなってしまうだろう?」「新しい家具をつくるために、新しい資源を使い続けていたら、どうなってしまうだろう?」という問いかけから始まる。そのうえで、ごみを減らし、限りある資源を大切に利用するニトリのさまざまな取組みとあわせて、「つくる」段階から「つかいおわったあと」までを見据えた商品づくりの工夫を「ニトリのヒミツ」として学び、さまざまな商品を例に調べ学習を進めていく。授業の最後には、調べた内容をクラスの仲間に共有し、これから自分たちが生きていく未来に向けて何ができるかを「自分ごと」として考えることができる構成となっている。
教材の配信に先立ち、2026年3月5日には、札幌市と共に札幌市立山鼻小学校の4年生68名に向けて、同教材を使った初めての授業を公開で行った。授業後には、「かんたん分別マットレス」の分解・分別体験や、児童たちが集めたタオルをニトリへ渡すイベントも実施された。集まったタオルは、貴重な資源として再活用されるという。
「ミライシード」は、ベネッセが提供する小中学校向けの学習・授業支援ICTソフト。協働学習、一斉学習、個別学習に対応した機能が1つのソフトに統合されており、AIドリルや意見共有ツールで個別の能力に合わせた指導や、活発な対話型の授業を支援する。
ニトリグループは今後も、製造物流IT小売業という独自のビジネスモデルを持つニトリグループだからこそできる取組みを推進していくとしている。








