大学の学部ごとの「新たな評価」制度の構築に向けて、文部科学省の松本洋平大臣は2026年3月17日の会見で、検討状況や狙いなどを語った。教職課程がある大学の約14%で児童生徒性暴力等の防止等に関する授業を実施していないことについては、「誠に遺憾」と述べた。
大学の学部ごとに教育の質を評価する新たな制度については、中教審に「教育・学習の質向上に向けた新たな評価の在り方ワーキンググループ」を設置し、議論を進めている。
制度の狙いや検討状況について質問に答えた松本大臣は「各機関の教育の質が社会から適切に評価される仕組みを実現し、地域や規模に関わらず、教育活動に精力的に取り組んでいる高等教育機関が高く評価されることに期待をしている」と説明。基本的な方針として、「学部ごとの教育の質に特化した評価を行う」「評価結果は学部ごとに段階別に示す」「高校生や企業などにわかりやすい形で公表する」をあげた。
教職課程を有する大学の約14%で、児童生徒性暴力等の防止等に関する授業を実施していないことが文部科学省の調査で明らかになったことについては、「法律で義務づけられた措置を実行していなかったことは誠に遺憾」と発言。「今後、教職課程認定基準を改正して、学生が児童生徒性暴力等の防止等に関する理解を深めるための措置等を講ずる計画がなければ、教職課程の認定を受けられないようにすることを今、検討している」と語った。
このほか、図書館・学校図書館の運営の充実に関する有識者会議の報告書「図書館が拓く未来の学びと地域社会」の公表、「子供の読書活動優秀実践校・園・図書館・団体(個人)文部科学大臣表彰」の令和8年度(2026年度)被表彰者決定についても紹介。子供の読書活動の一層の推進などに意欲を示した。







