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英検二次試験対応のAI英会話サービス提供へ…デジタル証明書と連携

 エキュメノポリスと日本英語検定協会は、共同研究を開始した。2026年春から、オンラインAI英会話サービス「LANGX」に英検二次試験(スピーキング)の評価観点をもとにした自動フィードバック機能を搭載し、学習成果をデジタル証明書として蓄積できる仕組みを提供する。

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エキュメノポリス×日本英語検定協会
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  • オンラインAI英会話「LANGX」

 エキュメノポリスと日本英語検定協会は、AI活用した英語教育の高度化を目的とした共同研究を開始した。2026年春から、オンラインAI英会話サービス「LANGX(ラングエックス)」に英検二次試験(スピーキング)の評価観点をもとにした自動フィードバック機能を搭載し、学習成果をデジタル証明書として蓄積できる仕組みを提供する。

 共同研究の第一弾として、LANGXに英検二次試験の評価観点をもとにした「英検CSEスコア目安」「英検級目安」の自動フィードバック機能を搭載する。利用者は学習の過程で自らの英語力を客観的指標で把握しながら、効果的な学習サイクルを構築できる。

 さらに、同機能で得られた学習成果は、英検協会が提供する「生涯学習プラットフォーム」と連携し、公式なデジタル証明書として蓄積される。学習者は日々の学習記録を含め、自らの能力達成のプロセスを可視化でき、進学・就職などキャリア形成の場面で活用可能となるという。

 共同開発の基盤となるのは、エキュメノポリスがもつ世界水準のマルチモーダルAI技術だ。同社は、音声や表情といったマルチモーダル情報をAIが統合的に解析し、人間の面接官に近い対話体験を再現する技術を強みとしている。マルチモーダルAIとは、テキスト、画像、音声、動画、センサー情報など、複数の異なるデータ形式(モダリティ)を同時に処理し、理解・生成・判断ができるAIを指す。

 英検協会は、エキュメノポリスの「AIが対話の『やりとりの質』まで評価可能な技術力」「科学的根拠に基づいた測定ロジック」「高度なシステム実装力による迅速な開発体制」を高く評価し、次世代の英語教育インフラを共に構築するパートナーとして共同研究に至ったという。

 2026年春から提供開始するサービス内容は、おもに3点。 1つ目は「LANGX for 英検二次試験」で、英検二次試験に準じた模擬面接をLANGX上で受験できる。受験後、英検の評価観点に基づいたフィードバックが即時表示され、「英検CSEスコア目安」「英検級目安」として学習者へ提供される。これにより、学習者は現在の実力を客観的に把握しながら、効率的に学習を進めることが可能になる。

 2つ目は、デジタル証明書との連携による学習成果の蓄積だ。模擬面接の結果は「生涯学習プラットフォーム」と連携し、「デジタル証明書」に反映される。英検の試験結果だけでなく、学習プロセスそのものを記録・活用できる初めての仕組みとなる。

 エキュメノポリス代表取締役の松山洋一氏は「英検は、日本の英語教育における揺るぎないスタンダードです。その資格試験を提供する英検協会と共同開発を進められることは、対話診断技術を追求してきた私たちにとって大きな誇りです。英検協会の高い検定品質と、エキュメノポリスの技術力を掛けあわせ、学習者ひとりひとりの可能性を広げてまいります」とコメント。

 両者は、テクノロジーの力によって、あらゆる学習者が場所や環境に左右されず、公平に質の高い教育・評価を受けられるプラットフォームの実現を目指し、今後、英語学習を起点として、個人の成長を長期にわたって支える「生涯学習」を後押しするデジタルプラットフォームの開発を加速させていくという。

《風巻塔子》

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