教育業界ニュース

手書きデジタル手帳アプリ「教師手帳」元教員が開発

 TechScholarは2025年11月7日、教員の働き方を支援するiPad専用デジタル手帳アプリ「教師手帳 - Digital Teacher's Planner -」をApp Storeで公開した。

教材・サービス 授業
教師手帳 - Digital Teacher's Planner -
  • 教師手帳 - Digital Teacher's Planner -
  • 教師手帳 - Digital Teacher's Planner -
  • 登録された授業は自動集計され、期間別の予定時数を表示
  • 既存の予定管理との連携が可能で、学校外の予定管理にも便利

 TechScholarは2025年11月7日、教員の働き方を支援するiPad専用デジタル手帳アプリ「教師手帳 - Digital Teacher's Planner -」をApp Storeで公開した。元教員の経験をもとに開発され、紙の手帳の自由さとデジタルの効率性を融合し、授業や学校行事、校務などを一元的に管理できる。第1弾として、カレンダー機能を先行リリースした。

 「教師手帳 - Digital Teacher's Planner -」は、「教員の働き方をもっとスマートに」をコンセプトとして開発されたiPad専用アプリ。開発者自身が元教員であり、現場のニーズを深く理解したうえで設計されている。すでにGoodnotes用のテンプレート版では、累計2万人以上が利用しているという。

 今回先行リリースされた「カレンダー機能(Simpleプラン)」は、教員の多忙なスケジュール管理を効率化するための機能を備えている。おもな特徴は次の4点。

 まず1点目は、「直感的な予定管理」。年間・月間カレンダーは、予定の全体像を把握しやすい「ブロック形式」と「リスト形式」に対応。週間・日間カレンダーは、学校現場でおなじみの「時間割形式」を採用しており、日々の予定を直感的に確認できる。

 2点目は、「簡単な予定登録と授業時数の自動集計」。あらかじめ教科を登録しておくことで、選択するだけで簡単に授業予定を追加できる。また、テンプレート機能を使えば、毎週の時間割をまとめて登録することも可能。登録された授業は自動で集計され、期間別の予定時数が表示される。データはCSV形式で出力できるため、週案や勤務報告などの書類作成にも生かすことができる。

 3点目は、「手書き入力に対応」。紙の手帳のように、Apple Pencilなどを使って手書きで予定やメモを書き込める。週間・日間カレンダーでは、書き込んだ内容の一部が自動で同期されるため、転記の手間を省ける。

 4点目は、「外部カレンダーとの連携」。GoogleカレンダーやiCloudカレンダーなど、既存の予定管理ツールとの連携が可能。プライベートの予定と校務をあわせて管理する際に便利だ。

 今後は、授業計画管理や生徒情報管理などの機能を含む「Proプラン」の開発を進めており、2026年度初めの公開を予定している。TechScholarは、日々変化する教育現場のニーズに合わせ、先生たちの声を取り入れながら、段階的に機能を拡充していくとしている。

 アプリの公開を記念し、すべてのユーザーに7日間の無料トライアル期間を提供している。価格は月額200円または、年額2,000円。App Storeで「教師手帳」と検索するとダウンロードできる。

《吹野准》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top