東京都教育委員会は2025年11月6日、都内各地域の実情を踏まえ、中学校の部活動における地域移行などの対応を検討するため、「中学校におけるこれからの部活動の在り方を考える有識者会議」を新設したと発表した。第1回会議は11月11日に開催される。
スポーツ庁および文化庁は、将来にわたり生徒がスポーツ・文化芸術活動に継続して親しむことができる機会を確保するため、2022年に「学校部活動および新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」を策定。地域展開による教育現場の負担軽減および地域のスポーツ環境の向上を目指した部活動改革を進めている。
東京都は、国の進める部活動の地域移行などに対して、都内各地域の状況に応じた対応を検討する必要があるため、今回、「中学校におけるこれからの部活動の在り方を考える有識者会議」を新たに設置した。
同会議の委員は、立教大学スポーツウエルネス学部教授・松尾哲矢氏、日本体育大学スポーツマネジメント学部教授・佐藤浩氏、東京都吹奏楽連盟理事長・齊藤厚子氏ら有識者を含む10名に委嘱し、今後、都内の部活動の現状や課題、地域移行の進め方などについて議論を重ねる。
第1回会議は11月11日、都庁第二本庁舎にて開催される。当日の議題は、「都内公立中学校等の地域連携・地域移行の取組状況および課題について」「中学校におけるこれからの部活動の在り方について」。同会議に関する問い合わせは、教育庁指導部指導企画課部活動振興担当まで。
◆第1回「中学校におけるこれからの部活動の在り方を考える有識者会議」
日程:2025年11月11日(火)13:00~15:00
場所:都庁第二本庁舎31階 特別会議室27








