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国立六大学×台北大学連盟…学生交流協定調印式

 国立六大学連携コンソーシアム(千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学)と台北大学連盟(台北医学大学、国立台北科技大学、国立台北大学、国立台湾海洋大学)が2025年12月5日、岡山大学津島キャンパスで学生交流協定の調印式を執り行った。

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国立六大学連携コンソーシアムと台北大学連盟が学生交流協定を締結
  • 国立六大学連携コンソーシアムと台北大学連盟が学生交流協定を締結
  • 鈴木副学長(左)と王国立台北科技大学長(右)
  • 署名のようす
  • 集合写真

 国立六大学連携コンソーシアム(千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学)と台北大学連盟(台北医学大学、国立台北科技大学、国立台北大学、国立台湾海洋大学)が2025年12月5日、岡山大学津島キャンパスで学生交流協定の調印式を執り行った。

 調印式には両コンソーシアムから関係者が出席し、国立六大学連携コンソーシアム国際連携機構の機構長を務める岡山大学の鈴木孝義副学長(国際・同窓会担当)と、台北大学連盟の幹事校である国立台北科技大学の王錫福学長が協定書に署名した。

 国立六大学連携コンソーシアムと台北大学連盟は、2020年6月の国際交流協定締結以来、研究交流の促進やネットワーク強化を目的として毎年ジョイントシンポジウムを開催するなど、友好関係を継続している。2025年5月には国際交流協定を更新した。

 今回の学生交流協定は、加盟大学の学生に対し、国境を越えた有意義な学術経験を提供することを目指すもので、この締結により、両コンソーシアムはこれまでの研究交流に加え、国際的な教育交流を推進していくこととなる。鈴木副学長は、長年にわたる協力関係への謝意とともに、今後の一層の連携深化への期待を述べた。

 また同日、調印式に続いて岡山大学の共創イノベーションラボ(KIBINOVE、きびのべ)で開催された第5回ジョイントシンポジウムでは、新たな試みとして学生対象のユースセッションを実施した。

 両コンソーシアム加盟10大学の学生がオンラインで参加し、シンポジウムの内容を踏まえて「学生として何ができるか」について議論を行い、グループごとに意見を発表した。この取組みは、当該協定に基づく初の活動であり、また、今後の学生交流促進に向けた第一歩となった。

 国立六大学連携コンソーシアムは、国立六大学が自主自立を尊重しつつ連携して、教育・学術研究・社会貢献等の機能を一層強化し、グローバル社会をリードする人材育成の推進と学術研究を高度化することを目的として、2013年3月に設立された。

 国立六大学国際連携機構は、国立六大学連携コンソーシアムに設置された、国立六大学間の国際的活動の連携・協力を推進する機構で、岡山大学の鈴木孝義副学長(国際・同窓会担当)が機構長を務めている。

《風巻塔子》

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