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日本語教員試験2025、出願者数1万8,313人…74人減

 文部科学省は2025年10月31日、日本語教員試験の出願状況を発表した。出願者数は1万8,313人で、前年度と比べて74人減少した。試験は11月2日に全国8地域10会場で実施される。

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会場別出願状況
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 文部科学省は2025年10月31日、日本語教員試験の出願状況を発表した。出願者数は1万8,313人で、前年度と比べて74人減少した。試験は11月2日に全国8地域10会場で実施される。

 日本語教員試験は、登録日本語教員になるために必要な国家資格試験。文部科学省では2024年度から「日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律」に基づき、登録日本語教員になるために必要な資格試験として実施している。

 登録日本語教員になれば、国家資格により日本語教師に求められる必要な知識、技能、実践的な技術を修得していることを示すことができ、認定日本語教育機関で働くことが可能となる。

 2025年度試験の出願者数は1万8,313人で、前年度の1万8,387人から74人減少した。地域別の出願状況では、関東地域(東京都)が8,138人ともっとも多く、前年度の6,496人から1,642人増加した。ついで近畿地域(大阪府)が3,087人で前年度から518人増加、中部地域(愛知県)が1,460人で前年度から285人増加した。

 また、九州地域(佐賀県)は1,097人で前年度から78人増加、中四国地域(岡山県)は792人で前年度から311人増加、東北地域(宮城県)は398人で前年度から93人増加、北海道地域は323人で前年度から82人増加、沖縄地域は166人で前年度から23人増加した。

 試験をすべて免除される者は2,852人で、前年度の5,958人から3,106人減少した。これは基礎試験・応用試験のすべてが免除される。

 資格取得ルート別の出願状況では、試験ルートが3,917人(前年度比216人減)、新設の養成機関ルートが2,465人となった。

 試験は11月2日に全国8地域10会場で実施される。試験結果の通知は12月12日を予定している。

《吹野准》

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