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日大生物資源科学部、台湾の国立嘉義大学と学術交流協定

 日本大学は2025年9月2日、同大生物資源科学部と台湾の国立嘉義大学獣医学院が、教員、大学院生、学部学生の幅広い研究および教育交流を目的とした学術交流協定を締結したと発表した。すでに教員の交流を開始しており、今後も両大学がもつ独自の教育資源を共有し、学術的な発展を加速させることが期待されている。

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日本大学生物資源科学部
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 日本大学は2025年9月2日、同大生物資源科学部と台湾の国立嘉義大学獣医学院が、教員、大学院生、学部学生の幅広い研究および教育交流を目的とした学術交流協定を締結したと発表した。すでに教員の交流を開始しており、今後も両大学がもつ独自の教育資源を共有し、学術的な発展を加速させることが期待されている。

 学術交流協定は、3月26日に国立嘉義大学で正式に締結され、締結後、両大学間で教員の交流が開始された。まず、日本大学からは鯉江洋教授が4月に嘉義大学を訪問し、講義と実習を実施。続いて、嘉義大学からは詹昆衛(チャンクンエイ)教授が7月に来日し、生物資源科学部長への表敬訪問と特別講義を行った。

 台湾中南部の嘉義市に位置する国立嘉義大学は、100年以上の歴史をもつ総合大学。特に獣医学院では、日本にはない中国伝統獣医学や鍼灸などのユニークな中獣医治療教育が行われており、今回の協定により、両大学がもつ独自の教育資源を共有し、学術的な発展を加速させることが期待される。

 日本大学生物資源科学部はこれまでも、米国ワシントン州立大学や台湾国立中興大学と学生の交換留学を実施しており、国際的な教育交流を積極的に推進している。国立嘉義大学とは、2026年度から獣医学科の学生(5年生・2名・2週間程度)を対象とした交換留学の実施に向けて、具体的な準備を進めている。

 日本大学では、この協定を通じて、学生と教員が互いの文化や学問に触れ、視野を広げることで、国際的に活躍できる人材の育成に貢献していくとしている。

《風巻塔子》

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