名古屋市教育委員会は2025年6月17日、2025年度(令和7年度)実施の名古屋市公立学校教員採用選考試験の受験状況を発表した。志願者1,585人のうち、第1次試験の受験者は1,460人、倍率は3.4倍。大学3年生等を対象にした選考試験の受験者は462人だった。
2025年度実施の名古屋市公立学校教員採用選考試験の第1次試験は、6月14日に中京大学名古屋キャンパスで実施。志願者1,585人のうち、125人が欠席し、1,460人が受験した。採用見込人員約430人に対する受験倍率は、前年度と同じ3.4倍となった。
校種別の受験者数(倍率)は、小学校579人(3.3倍)、中学校・高等学校640人(4.1倍)、幼稚園22人(4.4倍)、特別支援学校77人(0.9倍)、養護教員110人(22.0倍)。栄養教員は、採用見込若干名に対し、32人が受験した。特別支援学校は、前年度より受験者が4人増えたが、採用見込人員が約30人増となった影響で、倍率は1倍を割り込んだ。
一方、次年度採用となる「大学3年生等を対象とした選考試験」「大学3年生等を対象とした障害者特別選考試験」は、志願者数492人のうち、30人が欠席し、462人が受験した。校種別の受験者数は、小学校187人、中学校・高等学校220人、幼稚園10人、特別支援学校9人、養護教員23人、栄養教員13人だった。
第1次試験の選考結果は、7月中旬に発表。2次試験は、7月19日と20日に口述(個人面接)や実技を実施し、8月下旬に最終選考結果を発表する。
「大学3年生等を対象とした選考試験」「大学3年生等を対象とした障害者特別選考試験」の第1次試験の選考結果も7月中旬に発表。第2次試験の受験対象者となった者は、2026年度(令和8年度)実施の採用選考試験で2次試験から受験できる。