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居場所づくりや保育政策「こども白書」閣議決定

 政府は2025年6月13日、2025年版「こども白書」を閣議決定した。子供・若者のための居場所づくり、保育政策の新たな方向性など、「こどもまんなか社会」を構築するための施策や取組み、その実施状況、事例、統計などを幅広くまとめている。

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2025年版こども白書の概要
  • 2025年版こども白書の概要
  • 第1部 特集
  • 第1部 特集
  • 第1部 ダイジェスト
  • 第2部 わが国における子供をめぐる状況
  • 第3部 政府が講じた子供施策の実施状況

 政府は2025年6月13日、2025年版「こども白書」を閣議決定した。子供・若者のための居場所づくり、保育政策の新たな方向性など、「こどもまんなか社会」を構築するための施策や取組み、その実施状況、事例、統計などを幅広くまとめている。

 こども白書は、こども基本法第8条第1項の規定に基づき、国内の子供をめぐる状況や政府が講じた子供施策の実施状況に関して報告を行うもの。2025年(令和7年)版では、2024年度(令和6年度)の状況について報告している。

 2025年版こども白書は3部構成。第1部では、政府・こども家庭庁の特筆すべき施策や事業、取組みなどを4つのテーマで「特集」として掲載。すべての子供・若者が居場所を見つけることができるよう、環境を整備していく重要性を訴え、「こどもの居場所づくりコーディネーター」配置、放課後や夏休みの子供の居場所確保、虐待などで家庭に居場所のない子供のためのシェルター整備などの施策を取り上げている。

 また、2025年度から2028年度末を見据え、こども家庭庁が2024年12月に取りまとめた「保育政策の新たな方向性」も特集。「量の拡大」から「質の向上」への転換など、今後の保育政策の全体像や柱を紹介している。

 第2部は「こども大綱」に掲げた指標などから、「出生」「子育て」「成育環境」など、子供・若者や子育て当事者の置かれた状況を各統計などから概説。第3部では、2024年度に政府が講じた子供施策の実施状況を全4章にわたって記載し、その一部は「ダイジェスト」として第1部第2章で事例などを交えて載せている。

 2025年版こども白書には、概要版と全体版(報告書)があり、こども家庭庁Webサイトで公開している。

《奥山直美》

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