福島県教育委員会は2025年6月13日、2026年度(令和8年度)福島県公立学校教員採用候補者選考試験の志願状況を公表した。全校種あわせて665名程度を採用予定のところ、1,514名が志願。前年度より228名減少し、倍率2.3倍となった。
2026年度福島県公立学校教員採用候補者選考試験は、4月23日から5月22日まで出願を受け付けた。公表された志願状況によると、小学校は300名程度を採用予定のところ、志願者335名で倍率1.1倍。前年度より0.1ポイント減少した。
中学校では、250名程度の採用予定に512名が志願し、倍率2.0倍。教科別では、保健体育が137名でもっとも志願者が多く、ついで社会102名、数学83名、英語73名。一方、もっとも志願者が少なかったのは美術3名で、技術6名、家庭7名と続いた。
高等学校では、55名程度の採用予定に対し、351名が志願。小中学校と比較すると、6.4倍と倍率が高い。教科別にみると、中学校と同様に保健体育が63名でもっとも志願者が多く、ついで数学61名、地理歴史46名、英語43名。特別選考を除く一般選考では、水産の志願者は0名で、今回書道と福祉の採用募集は行われなかった。
特別支援学校については、40名程度の採用予定に124名が志願し、倍率3.1倍。前年度より0.2ポイント減少した。養護教諭は、採用予定20名程度のところ、192名が志願し9.6倍となったが、前年度と比較すると0.8ポイント減少している。
「大学3年生等特別選考」には、小学校140名、中学校98名、高等学校77名、特別支援学校17名、養護教諭30名の計362名が志願した。今後は、第1次選考を7月12日・13日、第2次選考を9月6日・7日に実施。第2次選考の合格者発表は、10月末までに通知される予定。