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エデュテクノロジー×神山まるごと高専、教育評価研修を実施

 エデュテクノロジーは2025年6月6日、徳島県神山町の神山まるごと高専で実施した未来の教育をデザインする教育評価研修の事例を公開した。「ルーブリックを活用した学習評価」と「生成AIを活用したフィードバック設計」に焦点をあてた研修となっている。

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 エデュテクノロジーは2025年6月6日、徳島県神山町の神山まるごと高専で実施した未来の教育をデザインする教育評価研修の事例を公開した。研修は「ルーブリックを活用した学習評価」と「生成AIを活用したフィードバック設計」に焦点をあてたスタッフ向け研修で、同社のアセスメントデザイナー高木俊輔氏が講師を務めた。

 神山まるごと高専は、徳島県神山町に2023年4月に開校した5年制の私立高等専門学校。テクノロジー、デザイン、起業家精神を教育の根幹に据え、「モノをつくる力で、コトを起こす人」の育成を目指している。

 次年度の教育活動を見据えた今回の研修では、教育現場のDX化を総合支援するエデュテクノロジーの専門性と、神山まるごと高専の先進的な教育ビジョンが融合した実践的な内容を展開。講義に加え、参加者が自らの教育活動を振り返り、具体的な手法を習得するための個人ワークやグループディスカッションが活発に行われたという。

 研修では「評価は学習者の学びを深く支援するもの」という教育評価の本質的な意義を再認識。画一的な評価ではなく、学習者ひとりひとりの成長を最大限に引き出すにはどうすればよいのか、教育評価の理論に基づいたルーブリックの設計から活用、そして最新の生成AI技術の導入による学習の個別最適化やフィードバックの高度化について、具体的な事例を交えながら議論を展開した。研修後には「ルーブリックをもっと活用したい」「授業設計を見直したい」といった声が多数寄せられ、学びを今後の実践に結びつけようとする動きも見られたという。

 研修講師を務めるエデュテクノロジーの高木俊輔氏による貴重な知見とノウハウをまとめたオンライン講座「評価を使って学びを支援!ゼロから学ぶ評価理論と実践」は、全国の教育関係者や企業向けに提供を開始。6月11日時点で第4回まで動画を提供中。各回、オンデマンド視聴で受講費用は2,000 円(税込)、4講座パックは7,000 円(税込)となっている。

 また、小中高校の教員向けの体験イベント「ゼロからわかる!生成AI時代の授業づくりと評価 ~基礎から学ぶ活用のポイント~」は6月29日に開催される。髙木俊輔氏が、生成AIを活用した革新的な授業設計と評価手法を実践的に学ぶ機会を提供する。参加費は無料。申込みは専用申込フォームより受け付けている(定員30名・先着順)。

◆オンライン研修会「ゼロからわかる!生成AI時代の授業づくりと評価 ~基礎から学ぶ活用のポイント~ 」
日時: 2025年6月29日(日)14:00~17:30(オンライン入室開始13:45)
会場: オンライン (参加者に別途URLを通知)
定員: 30名(先着)
対象: 小中高校の先生、DX活用に意欲的な学校管理職の人、授業改革や評価を学びたい人など
参加費: 無料
必要なもの: インターネット接続環境、PCまたはタブレット、マイク・カメラ(ワークショップ等で利用推奨)
申込方法: 申込フォームより

《風巻塔子》

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