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宮城県、教員採用1,395人が出願…倍率4.5倍

 宮城県教育委員会は2025年5月28日、2026年度(令和8年度)公立学校教員採用選考の出願状況を公表した。出願者数は前年度比31人減の1,395人。前年度より採用予定数を100人減とした影響で、平均倍率は1.0ポイント増の4.5倍となった。

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令和8年度(令和7年度実施)宮城県公立学校教員採用候補者選考の出願状況
  • 令和8年度(令和7年度実施)宮城県公立学校教員採用候補者選考の出願状況
  • 採用までのスケジュール

 宮城県教育委員会は2025年5月28日、2026年度(令和8年度)公立学校教員採用選考の出願状況を公表した。出願者数は前年度比31人減の1,395人。前年度より採用予定数を100人減とした影響で、平均倍率は1.0ポイント増の4.5倍となった。

 2026年度宮城県公立学校教員採用選考は、4月14日~5月12日まで出願を受け付けた。小学校、中学校、中・高、高等学校、養護教諭、栄養教諭の合計出願者数は前年度比31人減の1,395人。採用予定数310人程度に対する出願倍率は4.5倍。前年度より採用予定を100人減とした影響で、出願倍率は前年度比1.0ポイント増と大幅に上昇した。

 採用区分別の出願者数は、小学校が前年度比30人減の304人、中学校が前年度同数の285人、中・高が前年度比32人減の286人、高等学校が前年度比22人増の353人、養護教諭が前年度比2人減の154人、栄養教諭が前年度比11人増の13人。高等学校と栄養教諭では出願者数が増加したが、小学校と中・高、養護教諭では減少となった。

 採用区分別の出願倍率は、小学校2.2倍(前年度1.6倍)、中学校4.1倍(同2.9倍)、高等学校3.9倍(同3.7倍)、養護教諭15.4倍(同15.6倍)。

 特別支援学校の出願者数は、合計120人。採用枠ごとにみると、小学校が採用予定数10人に対し34人、中学校が採用予定数若干名に対し26人、中・高が採用予定数若干名に対し43人、高等学校が若干名に対し17人。一方、小学校地域枠の出願者数は、気仙沼が採用予定数4人に対し8人、東部が採用予定数5人に対し16人、北部が採用予定数5人に対し16人となっている。

 なお、小学校の地域枠(気仙沼・東部・北部)と、特別支援学校枠での出願者は、各出願枠で選考されなかった場合、出願校種・教科の一般枠の選考対象者となる。

 今後、7月12日に1次選考の筆記試験が、宮城県内の3会場と東京会場で実施され、8月1日付で結果が郵送される。2次選考は8月27日~29日および9月2日・3日のうち、指定日で個人面接、集団討議を実施。実技のある教科(科目)は9月4日にも実技試験が実施される。最終結果は9月26日付で郵送予定。

《川端珠紀》

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