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コドモンとベネッセ、保育AIプロジェクト始動

 コドモンとベネッセスタイルケアグループは、保育現場での業務効率化を目指し、AIを活用した「こどもストーリープロジェクト」を開始した。

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 コドモンとベネッセスタイルケアグループは、保育現場での業務効率化を目指し、AIを活用した「こどもストーリープロジェクト」を開始した。2024年8月から複数の保育所で実証実験を行い、保育記録の振り返りをサポートするAI機能を共同開発した。

 このプロジェクトでは、コドモンの保育ICTシステム「CoDMON」に蓄積された日々の保育記録をAIが解析し、児童票や要録の作成を支援する。これにより、保育者は記録作業の負担を軽減し、子供ひとりひとりに向き合う時間を増やすことができる。

 保育現場では、日誌や指導案を基に児童票や要録を作成するが、これには多くの時間と労力がかかる。AIを活用することで、保育者の業務負担を軽減し、保育の質を高めることが期待されている。

 実証実験に参加した保育施設からは、「AIが記録を整理し、業務が楽になった」「育ちや学びを再認識できた」といった声が寄せられている。また、2025年2月に実施した「保育AIセミナー」では、参加者満足度98.4%を記録した。

 コドモンとベネッセスタイルケアグループは、AIを単に自動化のために使うのではなく、保育の質を高めるための活用を目指している。プロジェクトに賛同する施設を募集しており、賛同施設には新たな保育AIサービスのおためし版を提供する予定だ。

《吹野准》

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