2025年4月24日、東洋英和女学院中学部・高等部と小学部が、オーストラリア連邦クイーンズランド州ホーソーン市にあるLourdes Hill Collegeと姉妹校提携を締結した。
東洋英和女学院は、カナダ・メソジスト教会によって1884年に創設され、キリスト教(プロテスタント)の信仰を土台にした一貫教育を行っている。一方、Lourdes Hill Collegeは1916年に善きサマリア人修道会の修道女たちによって設立されたキリスト教(カトリック)の学校である。
今回の姉妹校提携は、両校がキリスト教に基づく女子一貫教育を行っており、学校のシステムや雰囲気が似ていることが理由のひとつである。さらに、2015年から中高部の生徒がLourdes Hill Collegeで短期留学や研修を受けており、小学部も同校でのサマープログラムの実施を検討している。また、Lourdes Hill Collegeでは日本語選択科目があり、日本に対する理解と共感があることも提携の背景にある。
ホーソーン市の豊かな環境での国際教育や文化交流体験が期待される中、2024年から協議を重ねてきた結果、今回の提携が実現した。今後は、中高部ではLourdes Hill Collegeとの交換留学の実現やオーストラリア研修、短期留学の継続を検討し、Lourdes Hill Collegeからの生徒受け入れも視野に入れている。小学部では夏のホームステイプログラムの実施を計画している。
この提携は、中高部にとって初めての姉妹校提携であり、小学部にとっては2014年に締結した韓国の梨花女子大学附属初等学校に続く2校目の提携となる。東洋英和女学院は、今後も海外の学校との姉妹校提携を積極的に進め、教育、文化、交流プログラムにおいて緊密な協力関係を築き、児童・生徒たちに豊かな学びの機会を提供していくという。