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教育DXシンポジウム、データ利活用の課題と展望

 京都大学学術情報メディアセンターにおいて2025年3月19日、日本学術会議情報学委員会・心理学・教育学委員会合同教育データ利活用分科会が主催する公開シンポジウム「教育DXのためのデータ利活用について考える」が開催される。

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公開シンポジウム「教育DXのためのデータ利活用について考える」
  • 公開シンポジウム「教育DXのためのデータ利活用について考える」

 京都大学学術情報メディアセンターにおいて2025年3月19日、日本学術会議情報学委員会・心理学・教育学委員会合同教育データ利活用分科会が主催する公開シンポジウム「教育DXのためのデータ利活用について考える」が開催される。政策関係者や研究者を招き、教育データ利活用の進展や課題について議論する。

 教育のデジタル化が進む中、学習データの利活用は重要なテーマとなっている。2020年9月30日、日本学術会議は「教育のデジタル化を踏まえた学習データの利活用に関する提言―エビデンスに基づく教育に向けて―」を公表した。今回のシンポジウムでは、提言をもとに、教育データ利活用の現状と課題、今後の方向性について議論が行われる。

 シンポジウムは午後1時に開会。京都大学学術情報メディアセンターの緒方広明教授による「教育データの利活用に関する提言と今後の展望について」の趣旨説明に続き、文部科学省の木村敬子氏が「教育DXのためのデータ利活用に向けた文部科学省の取組」と題した基調講演を行う。さらに、国立教育政策研究所の大野彰子氏や大阪大学の岸本充生氏が、それぞれの立場から教育データ利活用の取組みや課題について講演する。

 午後3時15分からは、教育委員会や高等教育、初等中等教育、特別支援教育におけるデータ活用の研究事例が紹介される。埼玉県戸田市教育委員会の戸ケ﨑勤教育長や九州大学の島田敬士教授、京都大学の堀越泉助教、文部科学省の酒井啓至氏が、それぞれの分野でのデータ活用の現状と課題について発表する。

 午後4時30分からは、パネル討論「教育データの利活用の将来について考える」が行われる。パネリストには、基調講演や研究事例紹介を行った発表者全員が参加し、指定討論者として東京学芸大学の堀田龍也教授、広島市立大学理事長補佐の前田香織氏、公立はこだて未来大学の美馬のゆり教授、京都情報大学院大学の美濃導彦副学長が加わる。

 参加費は無料で、誰でも参加可能である。参加希望者は、3月18日までに指定の申込フォームから申し込む必要がある。

◆公開シンポジウム「教育DXのためのデータ利活用について考える」  
日時:2025年3月19日(水)13:00~17:30
会場:京都大学学術情報メディアセンター南館2階201号室(京都市左京区吉田本町)オンライン併用
申込締切:2025年3月18日(火)
参加費:無料
申込方法:申込フォームより申し込む

《吹野准》

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