モリサワは2025年3月5日、2,000書体以上の豊富なフォントライブラリーを導入できる「Morisawa Fonts 教育機関/公共団体プラン」の提供を開始した。提供方式は、教育機関や公共団体が管理する設備PCに導入が可能な「設備ライセンス」などを設けている。
新プランのうち、教育機関/公共団体プランでは、デバイス単位のライセンス形態で、商業利用も可能な「設備ライセンス」が用意されている。教育機関や公共団体が管理する設備PCに導入が可能で、ユニバーサルデザインフォントを含む高い可読性と視認性をもつフォントが利用できる。
さらに、教育機関プランには、学生や教職員が個人PCで利用できる「学生ライセンス」「教職員ライセンス」、これらを包括的に管理する「包括ライセンス」が用意されている。これにより、学生はプロ仕様のフォントを活用し、学びを深めることができる。また、教職員は教材や配布資料のクオリティーを向上させることができ、教育機関全体でフォントを整備することで、学生の満足度や学習効果の向上が期待される。
なお、従来の「教育機関/公共団体向け MORISAWA PASSPORT」は、複数年一括契約の場合は2025年10月末、単年契約の場合は2028年12月末まで更新手続きが可能。契約期間中の台数追加も受け付ける。
また、2025年度以降の新書体を利用するための「新書体サポートプログラム」も予定しており、Morisawa Fontsのライセンスに無償で切り替え対応が行われる。詳細は追って案内される。
Morisawa Fontsはクラウド型のフォントサブスクリプションサービスであり、グラフィックデザインやWebサイト、モーショングラフィックスなど、さまざまなクリエイティブスタイルに対応するフォント環境を提供する。日本国内のみならず、2024年からはシンガポールでも販売を開始し、グローバルなクリエイティブワークへの対応を進めている。