エン・ジャパンは2025年2月17日、茨城県で「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」を実施することを発表した。茨城県は、全国初の試みとして新たな形式での教員採用選考を行う。志願者は一次試験の受験方法を選択でき、民間出身者を含めた多様なバックグラウンドをもつ教員の採用を目指す。
茨城県は、150年間変わらない教育システムにメスを入れ、学校教育のあたり前を変える取組みを続けている。2023年度には全国初の公立IT専科高校「IT未来高等学校」と、県内初の科学技術科をもつ「つくばサイエンス高等学校」を開校し、前例にとらわれない教育改革を推進している。
今回のプロジェクトでは、教員採用選考の外部試験による特別選考として、公立の小学校・中学校・高校・特別支援学校の教諭と養護教諭、栄養教諭を募集する。応募には教員免許状が必要だが、採用試験では一次試験において、「専門教科・科目のテスト」もしくは「SPI3」のいずれかから受験方法を選択できる形で選考を実施する。
新設枠は採用予定人数のうち200名程度を対象とする予定だ。また、着任後の活躍・定着を支援するため、計画的に研修を実施し、教育体制の底上げも行う。
選考スケジュールは、出願期間が2025年2月25日から3月24日までで、一般選考の一次試験は5月11日に行われる。外部試験「SPI3」による選考は4月21日から5月16日まで実施される。結果通知は8月8日に予定されている。
茨城県教育委員会の教育長、柳橋常喜氏は「これまで培ってきた経験で、学校教育を変える。熱い想いを持つ方からのご応募をお待ちしています」とコメントしている。
なお今回のプロジェクトは、2025年度実施(2026年度採用)茨城県公立学校教員選考試験の外部試験による特別選考としての位置付け。一般選考、特別選考等、大学3年生を対象とした前倒し選考などは、別に実施する。詳細は茨城県教育委員会のWebサイトなどから確認できる。
◆ソーシャルインパクト採用プロジェクト
出願期間:2025年2月25日(火)~3月24日(月)
対象:公立学校の教員志望者
募集人数:200名程度
締切:2025年3月24日(月)
出願方法:いばらき電子申請・届出システムにて申請する