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大学と企業連携、PBLの価値を探る研修会 3/7

 産業能率大学は2025年3月7日にPBLの価値を探る研修会を開催し、大学と企業の連携による学びの成果を共有する。参加無料で、対面とオンライン形式。

イベント 教員
2024年度公開FD研修会
  • 2024年度公開FD研修会

 産業能率大学教育開発研究所は、2025年3月7日に「2024年度公開FD研修会」を開催する。大学教育におけるアクティブラーニングの一環として注目されるPBL(project/problem-based learning)の価値を、大学と企業の連携の視点から考察する場を提供する。研修会では、産業能率大学の2つの事例を通じて、PBLがもたらす学びの成果を探る。

 PBLは、学生が実践的に学ぶ機会を提供する教育手法であり、問題解決や課題達成を通じて学習を深めることができる。同研修会では、大学と企業が連携することで、どのような価値が生まれるのかを考える。企業側にとっても、大学PBLの学びがもたらすものについて理解を深めることが目的である。

 研修会では、2つの事例が紹介される。1つ目は、インテージと経営学部の小々馬敦教授のゼミによる「Z世代の消費行動のモデル化」である。2つ目は、日刊スポーツ新聞社と情報マネジメント学部の川野邊誠教授が担当する「イベント・プロデュース」の授業におけるイベント企画と運営、そして「日刊スポーツ」新聞にそのようすを記事として掲載する取組みである。これらの事例を通じて、大学側だけでなく企業側にとっての成果や期待についても報告される。

 研修会は、産業能率大学自由が丘キャンパスのIVYホールでの対面形式と、Zoomによるオンライン形式のハイブリッドで開催される。新型コロナウイルスの感染状況により、対面開催が中止される場合は、Zoomのみでの開催となる。参加者は教育関係者や企業関係者、本学の学びや授業改善に関心のある人々が対象で、参加費は無料である。

 プログラムは、鬼木和子学長による挨拶から始まり、教育開発研究所長である松尾尚教授による研修会の趣旨説明が続く。事例報告は、経営学部の小々馬敦教授とインテージの田中宏昌氏、情報マネジメント学部の川野邊誠教授と日刊スポーツPRESSの藤井伸介氏が担当する。質疑応答の時間も設けられ、参加者が積極的に意見交換を行うことができる。

 この研修会は、大学と企業の連携によるPBLの価値を再認識し、教育現場における新たな学びの可能性を探る貴重な機会となるだろう。

◆2024年度公開FD研修会
日時:2025年3月7日(金)15:00~17:00
会場:産業能率大学自由が丘キャンパスIVYホール、Zoom
対象:教育関係者、企業関係者、本学の学び・授業改善取組みに関心のある人
募集人数:対面120名、Zoom150名(先着順)
締切:なし
参加費:無料
申込方法:Webサイトから申し込み

《神林七巳》

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