国立教育政策研究所は、教育委員会の指導主事など(特に小・中学校段階)を対象とした動画「教育データ活用力向上のための入門講座」をWebサイトに公開している。第1部はデータ解釈、第2部はデータを目的に応じて可視化する方法など発展的な内容となっている。
政府全体のデジタル化の推進の一環として、教育のデジタル化を進め、データ駆動型に転換する中で、教育政策においても各種のデータを効果的・効率的に取得し、分析・利活用することが求められている。一方、デジタル化、データ利活用の分野は、自治体格差も大きく、教育現場ではデータ利活用やシステム実装などで試行錯誤しているという部分が大きいという実態がある。
国立教育政策研究所 教育データサイエンスセンターの公開動画「教育データ活用力向上のための入門講座」では、これからデータ活用に取り組む教育委員会の担当者、おもに小・中学校段階を対象に、データを利活用する際の基本知識や取組例を紹介する入門的な内容をまとめている。
第1部はデータを解釈する知識やスキルに関して、第2部は発展として、データを目的に応じて可視化する方法であるBIやExcelなどのツールの活用や大学等の研究機関と連携した取組みを紹介している。第1部は約14分、第2部は約9分の動画となっている。
国立教育政策研究所は、教育政策に関する総合的な国立の研究機関。文部科学省や全国の自治体、大学、教育研究機関などと連携を図り、教育に関する政策に係る調査・研究を推進している。