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京都市の教員採用、志願倍率4.5倍…大学3回生選考に200人

 京都市教育委員会は2024年5月31日、2025年度(2024年度実施)京都市立学校教員採用選考試験の志願者数を公表した。採用予定者数305人程度に対し、1,367人が出願し、志願倍率は約4.5倍。新たに実施する「大学3回生等JUMP UP特別選考」には200人が志願した。

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2025年度(2024年度実施)京都市立学校教員採用選考試験の志願者数
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 京都市教育委員会は2024年5月31日、2025年度(2024年度実施)京都市立学校教員採用選考試験の志願者数を公表した。採用予定者数305人程度に対し、1,367人が出願し、志願倍率は約4.5倍。新たに実施する「大学3回生等JUMP UP特別選考」には200人が志願した。

 2025年度(2024年度実施)京都市立学校教員採用選考試験は、4月1日から5月7日まで出願を受け付けた。採用予定者数は前年度より70人多い305人程度。志願者数は1,367人で、志願倍率は前年度比1.4ポイント減の4.5倍。このうち京都市独自の教員養成システムである京都教師塾の18期生は107人だった。

 校種・職種区分別の倍率は、小学校が採用予定者数150人に対し、473人が志願し3.2倍(前年度比2.4ポイント減)、中学校が70人に対し、474人が志願し6.8倍(前年度比0.9ポイント減)、高等学校が15人に対し、145人が志願し9.7倍(前年度比0.6ポイント減)、総合支援学校が50人に対し、142人が志願し2.8倍(前年度比0.2ポイント減)と、いずれも前年度より低下した。

 養護教諭は採用予定者数10人に対し、93人が志願し、倍率は9.3倍で前年度より1.6ポイント増加。栄養教諭は採用予定者数 若干名に対し、28人の志願があった。このほか、国際貢献特別選考に2人、フロンティア特別選考に10人が志願している。

 一方、新たに実施する「大学3回生等JUMP UP特別選考」には200人が志願。校種・職種別では小学校103人、中学校53人、高等学校12人、総合支援学校10人、養護教諭20人、栄養教諭2人となっている。

 京都市立学校教員採用選考試験は今後、1次試験の筆記試験を6月15日、個人面接を6月16日・22日・23日に実施し、8月上旬に結果を通知する。2次試験は8月17日・18日に実施し、最終結果は9月中旬に発表予定。なお、2次試験の会場は、当初発表した「京都市総合教育センター」から、同志社大学 新町キャンパスと京都市立西京高等学校に変更予定としている。

《川端珠紀》

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