2025年6月30日、京都市にあるノートルダム女学院高等学校で、同志社女子大学とノートルダム女学院高等学校が教育連携協定を締結する。協定の目的は、両校の人的・知的資源の交流を通じて新たな学びの場を創造し、相互の教育の充実と発展を図ることにある。
同志社女子大学は、1876年に開設された女子塾を源流とし、現在は6学部11学科、1専攻科、5研究科を擁する女子総合大学である。創立以来、キリスト教主義、国際主義、リベラル・アーツを教育理念とし、その実現に向けた教育研究活動を実践している。2026年には創立150周年を迎える予定で、より良い社会と世界づくりのためにリーダーシップを発揮し貢献できる女性の育成に努めている。
一方、ノートルダム女学院高等学校は、ドイツでマザーテレジアゲルハルディンガーが創設したノートルダム修道女会によって、1952年に開学された中学校に続き、1953年に京都の鹿ケ谷の地に開学された。建学の精神「德と知」をモットーとし、カトリック精神に基づき「人が変われば、世界が変わる」という信念をもって、知性と品格を備えた生徒の育成を目指している。現在は、「STE@M探究コース」「グローバル英語コース」「プレップ総合コース」の3コースで、特長的なカリキュラムを実践している。
協定締結調印式は2025年6月30日、ノートルダム女学院高等学校の「和中庵」で行われる。出席者には、同志社女子大学の学長である川崎清史氏やノートルダム女学院高等学校の校長である栗本嘉子氏などが名を連ねる。
この協定により、両校は教育の質を高め、学生にとってより豊かな学びの機会を提供することを目指している。教育連携を通じて、両校の学生が互いに刺激し合い、成長することが期待される。