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都立高5名分の個人情報紛失…投函したレターパック届かず

 東京都教育委員会は2024年5月31日、都立高等学校1校が教育庁都立学校教育部学校健康推進課宛てで郵便ポストに投函した、災害共済給付金の請求に係る申請書類が紛失したと発表した。個人情報の第三者への流出、不正利用等、二次被害は5月31日現在確認されていないという。

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 東京都教育委員会は2024年5月31日、都立高等学校1校が教育庁都立学校教育部学校健康推進課宛てで郵便ポストに投函した、災害共済給付金の請求に係る申請書類が紛失したと発表した。個人情報の第三者への流出、不正利用等、二次被害は5月31日現在確認されていないという。

 東京都教育委員会は、生徒5名、8件分の災害共済給付金請求に係る申請書類が紛失していることを明らかにした。紛失したのは、医療等の状況、調剤報酬明細書で、書類には氏名、生年月日、学校名、傷病名、診療報酬請求点数、医療機関名等が記されていたという。

 東京都教育委員会によると、2024年3月下旬、都立高等学校1校が4月請求分の医療費支払請求書類を梱包し、レターパックで郵便ポストから教育庁都立学校教育部学校健康推進課宛てに投函したところ、5月下旬、書類が届いていないことを確認し、書類の紛失が判明したという。

 その後、捜索を行うも現在のところ、書類は発見できていない。対応として、郵便局に不着申告を行うとともに、警察に相談しているという。なお、個人情報の第三者への流出、不正利用等、二次被害は現在確認されていない。また、災害共済給付金は速やかに支給できるよう手続きを進めているとしている。

 事件発生後、東京都教育委員会は保護者等に対し個人情報を紛失した旨を謝罪した。今後は、学校と教育庁都立学校教育部学校健康推進課において遅滞ない相互確認体制を確立し、書類の所在について確認を徹底することなどにより、再発防止を図っていくとしている。

《いろは》

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