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レノボ×大阪教育大、連携協定を締結…先端技術を活用

 レノボ・ジャパンと大阪教育大学は2024年4月16日、包括連携協定の締結を発表した。2024年春に大阪教育大学の天王寺キャンパスにオープンした大阪市との合築施設「みらい教育共創館」に設けられたオープンラボを通じて、教育・研究等の分野で協力し、先端技術の活用による教育現場の実現を目指す。

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 レノボ・ジャパンと大阪教育大学は2024年4月16日、包括連携協定の締結を発表した。2024年春に大阪教育大学の天王寺キャンパスにオープンした大阪市との合築施設「みらい教育共創館」に設けられたオープンラボを通じて、教育・研究等の分野で協力し、先端技術の活用による教育現場の実現を目指す。

 大阪教育大学は、2024年に創基150年を迎える歴史と伝統を有する教員養成系大学。設立以来、教員養成に携わっており、多くの教員就職者を輩出している。一方のレノボは、世界規模のテクノロジー企業。長年にわたって教育コンテンツの提供や運用支援に注力しており、教育現場を支援してきた経験とノウハウをもつ。

 今回、このように教育分野で多くの実績をもつ両者が協力し、より良い日本の教育の未来を検討すべく、包括連携協定の締結に至ったという。

 包括連携協定の内容は、「研究プロジェクトの共同推進」「先端技術を活用した教育環境の整備」「地域の活性化に関する事項」など。2024年度の取組みとして、まずメタバースを活用したインクルーシブな学習支援「レノボ・メタバース・スクール(LMS)」の提供を実施。不登校児童や外国語を母国語とした子供たちの多様な学び方に対応し、それぞれのペースに合わせた個別最適な学びをサポートする。

 2つ目に、デジタル人材育成のための取組みを行う。「みらい教育共創館」の産学官連携拠点フロアに設けられたオープンラボに、デジタル人材育成を目指したスペース「Creative-Lab」を設置する。専門教員不足を補う遠隔支援システムや高性能ワークステーション、3Dプリンタ、クリエイティブツールなど、最新のデジタル機器を学校関係者が体感できる場を提供する。

 さらに、インテルと連携し、教育委員会や教職員向けのSTEAM研修(Skills for Innovation)を展開することで、STEAM教育や探究学習を進める学校現場を支援するという。

 レノボと大阪教育大学は、今後も引き続き先端技術の活用を通し、誰もが主体的に生き生きと活動できる社会に向けた教育現場の構築に貢献していくとしている。

《木村 薫》

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